Vinyl Record Reviews
Bassraidersは、ドイツのDJデュオだ。2001年に、Frank RavenとLars Bögeがスタジオ・パートナーとして意気投合したことをきっかけに結成された。Frank RavenはFrank Schubachの名でも知られ、DJ at Work SchubyやDJ Schubyといった別名義も使っていた。Lars BögeはDJ Gollumとして活動していた。
2人はハンブルクのレーベルKontor Recordsと関わりながら活動を進めていて、Bassraiders名義だけでなく、Trackraiders、Most Wanted Deejays、Palmas 'N Ravenなど複数の名義も使い分けていた。制作の場面ごとに名義を変えていた形だ。
Bassraidersが広く知られるきっかけになったのは、2001年6月にKontor Recordsから出したシングル「Raveolution」だ。この曲はドイツを中心にヨーロッパ各国でヒットしたとされていて、Bassraidersの代表曲として扱われている。
タイトルの「Raveolution」は、Frank Schubachが設立したプロモーション・エージェンシー「Raveolution Productions」に由来している。レイヴ・シーンの文脈でも、この曲は後年までアンセムとして語られている。
ウェブ上の情報を見ると、Bassraidersの制作スタイルはかなり幅広い。トランス、ハードスタイル、レゲエまで横断していて、特定のジャンルに固定されない作り方をしていたようだ。
こうした幅の広さは、同じユニット名でも曲ごとに印象が変わる理由になっている。Kontor Recordsまわりのダンス・ミュージックの流れの中で、クラブ向けの楽曲を複数の名義で出していた点も、Bassraidersの活動を追ううえで重要だ。
Bassraidersの中心はFrank RavenとLars Bögeの2人だ。どちらも別名義での活動歴があり、Bassraidersはその延長線上にあるユニットとして見ておくと整理しやすい。
このあたりを見ると、Bassraidersは単独ユニットというより、制作チームとしての性格が強い。レーベルや現場ごとに名義を使い分けながら、ダンス・ミュージックのトラックを量産していく形が見えてくる。
公開されている情報の中心は「Raveolution」と2001年前後の活動に集まっている。少なくともこの時期に、BassraidersはKontor Records周辺のダンス・シーンで存在感を持ったデュオとして扱われている。
特に「Raveolution」は、Bassraidersの名前を広めた楽曲として、今も参照されることがある。ドイツのクラブ・ミュージック史をたどるとき、2000年代初頭のレイヴ文脈を示す1組としてBassraidersを押さえておくと流れが見えやすい。
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