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Uncle Jamm's Armyは、1983年にカリフォルニア州ロサンゼルスで結成されたアメリカのエレクトロ/ヒップホップ・グループだ。メンバーとしては、Bobby "Bobcat" Ervin、Roger Clayton、Greg Broussard、Mark Jordanの名前が挙がっている。活動の中心にいたRodger Claytonは、1970年代からロサンゼルスのハーバー・シティやカーソン周辺で、自作のサウンドシステムを持ち込んで裏庭やレンタルホールのパーティーを開いていた人物として知られている。
グループ名は、Funkadelicのアルバム『Uncle Jam Wants You』をもじったものとされている。もともとローカルなパーティー文化の延長線上にあった動きが、そのままグループ名にも反映されている形だ。
Uncle Jamm's Armyの出発点は、音源制作よりもまずイベント主催にあった。Rodger Claytonは、地元のティーンエイジャーたちを集める大規模なダンス・パーティーを続けていき、ロサンゼルス南部のシーンで存在感を強めていった。
1983年には、ロサンゼルス・スポーツ・アリーナを8000人超の動員で満員にするイベントを成功させている。この規模のパーティーは当時としてかなり大きく、ローカルのダンス・イベントが大きな会場に広がっていく流れの中でも重要な出来事として扱われている。
Uncle Jamm's Armyのサウンドは、Afrika Bambaataaの影響を受けたエレクトロ・ヒップホップが軸になっている。ドラムマシンや電子楽器を前面に出した作りで、リズムの強さと機械的なビートがはっきりしたスタイルだ。
この時期のロサンゼルスでは、ファンクとヒップホップ、ダンス・ミュージックが近い距離で行き来していたが、Uncle Jamm's Armyはその接点にいたグループとして見られている。後のGファンク・プロデューサーたちにも影響を与えたとされていて、西海岸のビート感を考えるうえで名前が挙がることが多い。
このグループで特に注目されるのは、後に音楽シーンで活躍する人材を多く輩出している点だ。Egyptian Lover、DJ Bobcat、DJ Pooh、Arabian Prince、そして後に西海岸ヒップホップの重要人物となるIce-Tまで、Uncle Jamm's Armyの出身者として語られている。
単なるパーティー主催集団というより、ロサンゼルスのファンク・パーティー文化と、プロフェッショナルなヒップホップ・シーンをつなぐ場として機能していた面が大きい。実際、ここを通じてDJやラッパー、プロデューサーが育っていった流れが確認できる。
Uncle Jamm's Armyは、1980年代前半のロサンゼルスで、ダンス・パーティーの開催とエレクトロ寄りのヒップホップを結びつけたグループとして整理できる。P.O. Box 122 Harbor City, CA 90710という連絡先が残っているのも、当時のローカルな活動の性格を示している。
パーティーの主催、音楽のスタイル、そこから出ていった人材の広がりを見ていくと、Uncle Jamm's Armyはロサンゼルス初期ヒップホップ史の中で、イベント文化と制作文化が交わる場所として重要な存在だった。派手なヒット曲だけで語るタイプのグループではないが、シーンの土台を支えた集団として名前が残っている。
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