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Anri(杏里)は、1961年に神奈川県大和市で生まれた日本のシンガーソングライターだ。ジャンルはElectronic、Pop、Funk / Soulにまたがり、スタイルとしてはBoogie、Synth-pop、Disco、Ballad、Kayōkyoku、City Popが挙げられている。日本のポップスとシティ・ポップの流れを語るうえで、名前が出てくるアーティストのひとりだ。
1978年11月、ロサンゼルスでレコーディングされたデビュー曲「オリビアを聴きながら」でデビューした。その後も海外でのレコーディングを積極的に続け、作品ごとに制作の場を広げていった。海外の音楽環境を取り入れながら活動してきた点は、初期からの特徴として見て取れる。
1983年には、アニメ『キャッツ・アイ』の主題歌「CAT'S EYE」と「悲しみがとまらない」が続けてヒットし、一気に広く知られる存在になった。この時期のヒットで、80年代のシティ・ポップを代表するアーティストとして位置づけられるようになった。
Anriの楽曲は、シティ・ポップの文脈で語られることが多い。実際には、ディスコ、ブギー、シンセポップ、バラード、歌謡曲的な要素が並び、ポップスの枠の中で複数の要素を使い分けてきた。ファンクやソウルの感触もあり、リズムの作り方やアレンジの方向性にその影響が出ている。
海外レコーディングの経験が長く、米国の実力派アーティストとのデュエットも多い。ピーボ・ブライソン、フィリップ・ベイリー(Earth, Wind & Fire)、ジョニー・ギルらとの共演が知られていて、ソウルやR&Bとの接点も活動の中で確認できる。
2010年代半ば以降、日本のシティ・ポップが海外で再評価される流れの中で、Anriも中心的な存在として改めて注目されるようになった。Spotifyでは楽曲群が世界中で日々4〜5万回再生されており、アルバム『Timely!!』収録曲の累計再生回数は配信開始以来2億回を超えている。国内での認知とは別に、海外の若い世代から継続的な支持を集めている状況がある。
公式サイトのほか、YouTube、X(旧Twitter)、Instagram、Facebook、TikTokでも情報を発信している。長く活動してきたアーティストでありながら、配信サービスやSNSを通じて現在のリスナーにも届いている点が、今のAnriの見え方を作っている。
Anriの活動を追うと、日本の歌謡曲、80年代ポップス、シティ・ポップ、そして海外のソウル/R&Bとの接点が、ひとつのキャリアの中でつながっているのがわかる。デビューから現在まで、制作の場や受け手を広げながら活動を続けてきたアーティストだ。