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Anti-Nowhere Leagueは、イングランドのストリート・パンク・バンド。1979年にケント州ロイヤル・タンブリッジ・ウェルズで結成され、1980年3月31日に地元のセント・マークス・ホールで行われた「カオス・ショー」が初ライブとされている。1989年にいったん解散し、1992年の再結成以降は活動を続けている。
バンドの中心にいるのはボーカルのNick Culmerで、愛称はAnimal。初期から社会や権威への反発を前面に出した歌詞と、荒く速い演奏で注目を集めた。イングランドのパンク・シーンの中でも、かなり直接的な表現を使うバンドとして知られている。
デビューシングルはラルフ・マクテルの「Streets of London」のカバーで、そのB面に収録された「So What」が物議を醸した。下品な歌詞が問題になり、販売店から商品が押収される騒ぎまで起きたという記録が残っている。こうした経緯もあって、バンドはアンダーグラウンドで強い支持を広げていった。
Anti-Nowhere Leagueの音楽は、パンク・ロック、ストリート・パンク、ハードコア・パンクの文脈で語られることが多い。演奏は速めで、ギターはざらついた音を前に出し、リズムはシンプルに押し切る形が中心だ。歌詞は社会、権威、日常への反発を扱うものが多く、初期パンクの空気をそのまま引き継いでいる。
1982年のデビューアルバム『We Are...The League』は、そうした要素がまとまった作品として扱われている。UKアルバムチャートにも入っており、当時の英国パンクを代表する一枚として参照されることがある。
これまでに複数のメンバーが参加しているが、再結成前の編成としては、Nick Culmerがボーカル、Chris Exallがギター、もう1人のギターに[a741839]、ドラムにTony "Bones" Shaw、Hopper、Persian John、さらに[a930170]、ベースにChris Elvey、のちにClive Blakeが在籍していた。
現在までに名前が挙がっているメンバーには、Nick Culmer、Clive Blake、Chris Exall、Mark Gilham、Vinnie、Michael Bettell、Jonathan Birch、Mark Edwards、Djahanshah Aghssa、Jamie Oliver、Jez、Shady、Nato、Keith Hillyer、Tommy H、Barnsey、Chris Jones、John Pearce、Sammy Carnageがいる。
1989年に一度活動を終えたあと、1992年に再結成され、その後もライブ活動や作品発表を続けている。長く活動を保っていることから、初期パンクの流れを現在まで引き継ぐバンドとして見られることが多い。
再結成後の話題としては、1992年にMetallicaが「So What」をカバーしたことも大きい。さらに、ウェンブリー・アリーナでのMetallica公演にAnimal本人がゲスト出演し、同曲を共演したエピソードも知られている。
Anti-Nowhere Leagueは、過激な歌詞と分かりやすい演奏で、英国のストリート・パンクのイメージを強く印象づけたバンドとして扱われている。特に「So What」をめぐる騒動は、当時のパンクが持っていた反発や挑発の空気をそのまま示す出来事として語られることが多い。
また、Metallicaによるカバーがあったことで、パンク/メタルの両方のリスナーに名前が届いた面もある。初期英国パンクの荒さを知る入口として、このバンドをたどる人も少なくない。