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Carole Kingは、1942年2月9日生まれのアメリカのシンガーソングライターだ。ブルックリン出身で、高校在学中の1957年に女性ヴォーカル・グループCo-Sinesを結成し、この頃からCarole Kingの名前で活動している。
キングはクイーンズ・カレッジでジェリー・ゴフィンと出会い、1960年に結婚した。以後はソングライティング・パートナーとして活動し、1961年にシュレルズへ提供した「Will You Love Me Tomorrow」が大きなヒットになった。以後もしばらく、ブリル・ビルディング周辺の作家として数多くの曲を書いている。
ゴフィンとは1968年に私生活と仕事の両面で別れているが、その後も楽曲制作で関わることがあった。1990年にはゴフィンとのコンビとしてロックの殿堂入りも果たしている。
ゴフィンとの別離の後、当時の夫チャールズ・ラーキーらとザ・シティを結成するが、こちらは1枚のアルバムで解散している。1970年にはジェームス・テイラーとのツアーを経てソロ活動を本格化させ、1971年の『Tapestry』で大きな成功を収めた。
『Tapestry』はビルボード200で15週連続1位を記録し、RIAAでは14倍プラチナに認定されている。1972年のグラミー賞では最優秀アルバム、最優秀レコード、最優秀楽曲、最優秀女性ポップ・ヴォーカルの4部門を受賞した。女性ソロ・アーティストとして初めて最優秀レコード賞を受賞し、女性として初めて最優秀楽曲賞も受賞している。
ジャンルはRock、Popに分類され、スタイルはPop Rock、Vocalとされる。楽曲面では、作曲家としてのキャリアが長く、メロディと歌詞の両方を自分で手がける形が活動の中心になっている。ソロ作では、弾き語りを軸にした歌唱と、ポップスとしての分かりやすさが前に出ている。
『Tapestry』以降もヒット作を重ねていて、作家としての経験がそのまま歌い方や曲の構成に反映されている印象が強い。歌う人であり、書く人でもある、という立ち位置がはっきりしたアーティストだ。
2021年の殿堂入りでは、異なる資格で2度ロックの殿堂入りを果たした最初の人物になっている。作曲家としての評価と、歌手としての評価が別々に積み上がってきたことが分かる経歴だ。
私生活では結婚と離婚を重ねながらも、創作は続けている。環境問題への取り組みや、民主党を支持する政治活動にも関わってきた。現在も楽曲制作とパフォーマンスを続けている。
まずは『Tapestry』から入るのが分かりやすい。そこから、ジェリー・ゴフィンとの共作曲、ザ・シティ時代の音源、ソロ以降の作品へ広げると、作曲家としての変化と歌手としての輪郭が見えやすい。
長く第一線で書き続け、歌い続けてきた人だ。ポップ・ロックの歴史をたどるとき、Carole Kingの名前はかなり重要なところに置かれている。