Vinyl Record Reviews
Coldplayは、1997年にロンドンで結成されたロック・バンド。メンバーはChris Martin、Jonny Buckland、Guy Berryman、Will Championを中心に活動していて、Phil Harveyはマネージャー/クリエイティブ・ディレクターとして初期から関わっている。ジャンルはRockに分類され、サウンド面ではPop RockやAlternative Rockの要素が強い。
バンドは1997年に始動し、Chris Martinのボーカルとピアノ、Jonny Bucklandのギター、Guy Berrymanのベース、Will Championのドラムが基本の編成になっている。ロンドン発のバンドとして活動を続けながら、アルバム制作とライブを軸にキャリアを積み上げてきた。
プロフィール上でも、Chris Martinがボーカル/ピアノ/アコースティック・ギター、Jonny Bucklandがギター/キーボード/バッキング・ボーカル、Guy Berrymanがベース/キーボード、Will Championがドラム/バッキング・ボーカルを担当していることが示されている。Phil Harveyはバンドの運営面で関わってきた。
Coldplayの楽曲は、ロックを土台にしながら、メロディを前に出したポップ寄りの作りと、オルタナティブ・ロックの要素を組み合わせている。ピアノが曲の中心に置かれる場面も多く、Chris Martinの歌と鍵盤が楽曲の輪郭を作っている。
ギター、ベース、ドラムの基本編成に、キーボードやコーラスを重ねる形が多く、シンプルなバンド・サウンドから、音数を増やした大きめのアレンジまで幅がある。スタジオ作品でもライブでも、メロディのわかりやすさとアンサンブルのまとまりが目立つ。
近年の活動で特に注目されているのが、「Music of the Spheres World Tour」。このツアーは公演規模の大きさだけでなく、環境配慮の取り組みでも話題になっている。
会場には「Energy Centres」と呼ばれるエリアが設けられ、44枚の運動エネルギーを電力に変換するキネティック・ダンスフロアと、15台の発電用エアロバイクが置かれている。観客がダンスやペダリングで発電に参加できる仕組みで、会場のソーラー発電設備とあわせて、1公演あたり平均15kWhの電力を生み出している。
この電力は、Cステージでのパフォーマンスや、クルー用の携帯電話、ノートパソコン、工具の充電ステーションをまかなうのに使われている。ツアー全体では「削減・再構築・再生」の3本柱を掲げ、前回ツアー比で温室効果ガス排出量を50%削減する目標を置いている。化石燃料の使用をできるだけ避けつつ、排出以上の炭素を吸収するプロジェクトも支援している。
「Music of the Spheres World Tour」はチケット販売数1030万枚超を記録し、史上最多動員のコンサートツアーとなっている。大規模ツアーでクリーンエネルギーの実践を前面に出した例として、音楽業界で参照されることが増えている。
Coldplayは、ロンドン発のロック・バンドとして出発し、ポップ寄りのメロディとオルタナティブな要素を組み合わせた楽曲で存在感を保ってきた。最近では大規模ツアーの運営方法そのものが注目されていて、音楽とライブの両面で活動を追いやすいバンドになっている。