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Corey Hart(コリー・ハート)は、カナダ・モントリオール出身のシンガーソングライターだ。1952年ではなく1962年5月31日生まれで、代表曲はやはり「Sunglasses at Night」。Electronic、Rock、Popをまたぐ活動で、Pop Rock、New Wave、Synth-popの要素を持つ作品で知られている。
幼い頃から音楽業界との接点があった。11歳のときにはマイアミビーチでトム・ジョーンズやポール・アンカのオーディションを受けた経験がある。18歳だった1981年には、自作曲4曲を録音したカセットテープを、モントリオール公演に来ていたビリー・ジョエルのツアーバンド宛に送っている。かなり早い段階から、自分の楽曲を外へ出していく動きを続けていた人物だ。
1983年11月、デビューアルバム『First Offense』からの先行シングルとして「Sunglasses at Night」をリリースした。この曲は全米ビルボードHot 100で7位を記録し、Corey Hartの名前を一気に広めた。
曲のきっかけは、1982年末から1983年初頭にかけてロンドンでレコーディングしていた時期に、雨の日に買ったレイバンのウェイファーラーだったとされる。歌詞では、サングラスをかけることが恋人の裏切りを見抜くための態度として描かれている。翌年のミュージックビデオでは、ジョージ・オーウェルの『1984年』を下敷きに、サングラスをかけたことで投獄される反逆者が描かれた。ここでは個人の自由や思想の自由がテーマに置かれている。
その後も「Never Surrender」をはじめ、全米トップ40ヒットを合計9曲記録している。「Never Surrender」は1985年のジュノー賞でシングル・オブ・ザ・イヤーを受賞した。
音楽的には、シンセサイザーを前面に出したニューウェイブやシンセポップの感触に、ロック寄りの推進力とポップなメロディを組み合わせた楽曲が中心だ。80年代のポップ・ロックの流れの中で、歌メロを押し出しつつ、電子的な音作りも取り入れている。
「Sunglasses at Night」のミュージックビデオは、1984年のジュノー賞で新設された「ビデオ・オブ・ザ・イヤー」部門の第1回受賞作になっている。楽曲だけでなく、映像表現でも注目を集めたことがわかる。
総売上は1600万枚を超える。近年は表舞台での活動を控えめにしつつ、楽曲提供やプロデュースでも活動している。なかでも同じカナダ出身のセリーヌ・ディオンとの関わりが知られている。
1990年から1994年まではErika Gagnonと結婚していた。2000年からはJulie Masseと結婚している。
Corey Hartは、80年代のポップ・ロック/シンセポップの文脈で語られることが多いアーティストだ。代表曲の強さだけでなく、早い時期からの行動力や、映像表現を含めた作品作りでも存在感を残している。