Dead Kennedys

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Dead Kennedys

Dead Kennedysとは

Dead Kennedysは、1978年にサンフランシスコで結成されたパンク・バンドだ。1980年代前半のアメリカ・ハードコア・パンクを語るとき、かなり早い段階で名前が挙がるグループで、ジェロ・ビアフラのヴォーカルと、速いテンポで押し切る演奏が特徴になっている。

活動の流れ

バンドは1978年から1986年ごろまで活動し、その後いったん解散状態に入った。2000年には、元メンバー側がソングライティングのクレジットや未払い印税をめぐって訴訟を起こし、ジェロ・ビアフラが敗訴している。2001年にはビアフラ抜きで再結成され、複数のヴォーカリストを迎えてライブ活動を続けているが、新作は出していない。

関連情報をたどると、メンバーには Geoffrey Lyall、Brandon Cruz、Bruce Slesinger、Ray Pepperell、Eric Boucher、Darren Eric Henley、Steve Wilson、Carlos Cadona、Jeff Alulis、Skip などの名前が見つかる。時期によって編成が変わっているバンドだ。

音楽的な特徴

サウンドの核は、ハードコア・パンクの速さと直進性にある。そこに、政治や社会を題材にした過激な風刺が重なる。ジェロ・ビアフラの歌い方も、メロディを強く押し出すタイプというより、言葉を前に出して畳みかける形だ。

パンクの中でも、単に攻撃的なだけでなく、時事的なテーマをそのまま曲に持ち込む姿勢が目立つ。ライブでもその要素は強く、演奏と発言の両方で注目されてきたバンドだ。

『Frankenchrist』をめぐる騒動

1985年のアルバム『Frankenchrist』では、付属ポスターにH・R・ギーガーの作品「Penis Landscape」が使われた。この件が大きな問題になり、14歳の少女が購入したことをきっかけに、母親が州の司法長官へ苦情を申し立てた。そこから、警官がビアフラの自宅とレーベルのAlternative Tentaclesの事務所に踏み込み、ビアフラらは未成年への有害図書配布の容疑で逮捕・起訴された。

1986年の裁判は評決不一致で終わり、無罪相当の審理無効になっている。ただ、この一件でレーベルは破産寸前まで追い込まれ、バンドも事実上の解散に近い状態へ向かった。

その後の再結成と内部訴訟

1998年には、元メンバーのレイ、フラウライド、ペリグロがビアフラを相手に、印税の未払いを理由とする訴訟を起こした。2003年には元メンバー側が勝訴し、過去作品の再発権を得ている。

その後のDead Kennedysは、ビアフラを含まない形で再結成され、別のヴォーカリストを迎えて活動を続けている。ただし、新しい音源は発表されていない。オリジナル期の作品と、訴訟を含むバンドの経緯が、そのままグループの歴史を形づくっている。

影響と位置づけ

Dead Kennedysは、80年代アメリカのハードコア・シーンを代表する存在として扱われている。政治風刺を前面に出した歌詞、速い演奏、社会問題を直接扱う姿勢は、その後のパンクやハードコアの文脈でも参照されてきた。

表現の自由をめぐる事件と、長く続いたメンバー間の訴訟の両方が残っているのも、このバンドならではの経歴だ。音楽面だけでなく、作品の出し方や周辺の騒動まで含めて記録されているグループとして見ておくと、かなり輪郭がつかみやすい。

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