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Dream Theaterは、1985年にアメリカ・マサチューセッツ州ボストンで結成されたプログレッシブ・メタル・バンドです。ロックを土台にしながら、演奏の複雑さや曲構成の長さを前面に出したサウンドで知られています。
結成の中心になったのは、バークリー音楽大学に在学していたジョン・ペトルーシとジョン・マイユングでした。そこに同じ大学のリハーサル室で出会ったマイク・ポートノイが加わり、バンドが始まっています。最初のバンド名は「Majesty」でしたが、その後「Dream Theater」に改称しています。
初期の楽曲は『The Majesty Demos』としてカセットで流通しました。初回プレスの1000本は半年ほどで売り切れ、その後もコピーが広く出回ったとされています。プログレッシブ・メタルのシーンで早い段階から注目を集めた動きです。
「Majesty」という名前は、Rushの楽曲「Bastille Day」を聴いていたときに、マイク・ポートノイがその終盤を「majestic」と評したことに由来すると伝えられています。
Dream Theaterの特徴は、長尺の楽曲構成、変拍子の多用、演奏の精密さにあります。ギター、ベース、ドラム、キーボードそれぞれの役割がはっきりしていて、曲の中でパートごとの展開が細かく組み立てられています。
プログレッシブ・メタルというジャンルの代表格として語られることが多く、70年代以降のプログレッシブ・ロックにも影響を与えてきたバンドです。メタルの重さと、プログレの複雑な構成を両方持ち込んだ点が、聴きどころになっています。
Dream Theaterには、時期によってメンバーの入れ替わりがあります。名前が挙がるメンバーには、ジョン・ペトルーシ、ジョン・マイユング、マイク・ポートノイ、ジェイムズ・ラブリエ、ジョーダン・ルーデス、デレク・シェリニアン、チャーリー・ドミニシ、マイク・マンジーニなどがいます。キーボードやドラムの担当が交代しながらも、バンドの中心軸は保たれてきました。
代表作としてよく挙げられるのが『Images And Words』です。この作品は、Loudwire誌のファン投票企画「March Metal Madness」で「世界最高のメタル・アルバム」に選ばれたとされています。投票ではDio、AC/DC、Judas Priest、Megadeth、Metallicaといったバンドを抑えた結果になっていました。
こうした評価からも、Dream Theaterが単なる技巧派バンドとしてだけでなく、メタルの中で大きな存在感を持つグループとして受け止められていることが見えてきます。
初めて聴くなら、まずは代表曲や代表作から入ると流れがつかみやすいです。演奏の速さや難しさだけでなく、曲の展開がどう組み立てられているかを意識すると、このバンドの面白さが見えやすくなります。
また、メンバーそれぞれのプレイが目立つ場面が多いので、ギターだけ、ドラムだけ、キーボードだけに注目して聴いてみるのも合っています。ロックやメタルの中でも、演奏面の情報量がかなり多いバンドです。