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Exodusは、1976年秋にワルシャワで結成されたポーランドのアート・ロック/シンフォニック・ロック・バンドだ。中心にいたのはAndrzej PuczyńskiとWojciech Puczyńskiの兄弟で、前身バンド「Źródło」を母体に、リヴィエラ・レモント・クラブで活動を始めた。
バンドは結成後、1977年11月に組曲「Nadzieje, niepokoje(希望、不安)」を録音している。その後はポーランド各地でコンサートを重ね、ポズナンの国際歌謡フェスティバルやソポトのポップ・セッションなど、当時の主要な音楽イベントにも出演した。プログレッシブ・ロック寄りの技巧的な演奏から、批評家に「ポーランドのYes」と評されたこともある。
Exodusの音楽は、アート・ロックとシンフォニック・ロックを軸にしている。長い組曲形式や、鍵盤を中心にした構成、演奏面での複雑さが特徴として挙げられる。Władysław Komendarekの鍵盤、Andrzej PuczyńskiやPaweł Birulaらの演奏が、バンドのサウンドを支えていた。
一方で、1982年の『Supernova』では、時代の流れに合わせて楽曲を短くまとめる方向へ進んだ。プログレ的な要素を保ちながらも、よりコンパクトな曲作りへ寄せた形だ。
1980年のデビュー作『The Most Beautiful Day』は、ポーランド国内で20万枚以上を売り上げ、ダイヤモンド・ディスクを獲得した。続く1982年の『Supernova』は47万枚以上を売り上げ、1983年のポーランド・ロック・アルバム年間1位にもなっている。
こうした実績から、Exodusは「Muzyka Młodej Generacji(若い世代の音楽)」を代表する存在として扱われた。KrzakやKombiと並んで、当時のポーランド・ロックシーンで大きな人気を持っていた。
1983年から1984年にかけて、バンドの編成は変化した。1985年にはバンド名をMadMaxへ改名し、その後まもなく活動を終えている。1985年から1986年にかけて実質的に名前が変わり、やがてシーンから姿を消した。
解散後、Władysław Komendarekはソロ活動へ進み、Andrzej Puczyńskiはレーベル「Izabelin」を設立した。その後、ユニバーサルミュージック・ポーランドの社長も務めている。
Exodusは、ポーランドのプログレッシブ・ロック史を語るうえで外せないバンドだ。活動期間は長くないが、組曲中心の初期作からヒットした後期作まで、時期ごとに音楽性を変えながら存在感を残している。