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Godspeed You Black Emperor!は、1994年にカナダ・ケベック州モントリオールで結成されたポストロック・バンドだ。インストゥルメンタルを中心にした編成で活動していて、メンバーにはギター、ベース、ヴァイオリン、パーカッションに加えて、16mmフィルムのプロジェクション担当も含まれている。
バンド名は、結成当初の表記では「Godspeed You Black Emperor!」で、その後「Godspeed You! Black Emperor」も使われるようになった。2004年から2009年のあいだには活動休止期間がある。
このバンドは、モントリオールのインディーレーベル兼コレクティブであるConstellation Recordsと長く関わってきた。インタビューをほとんど受けず、メディアへの露出もかなり少ない。企業スポンサーやショービジネスの慣習から距離を取る姿勢でも知られている。
2013年には『Allelujah! Don't Bend! Ascend!』でPolaris Music Prizeを受賞したが、授賞式には出席せず、Constellation RecordsのIan Ilavskyが代理で賞を受け取った。バンドは授賞式や企業協賛のあり方について声明を出していて、その点でも一貫した態度を示している。
音楽面では、長尺の楽曲展開と、ギター、ベース、ヴァイオリン、パーカッションを組み合わせたインストゥルメンタルが中心だ。静かなパートから音量を上げていく構成や、複数の楽器が少しずつ重なっていく作りが目立つ。ロックを土台にしつつ、実験的な要素を強く持っている。
メンバー構成を見ると、ギターが3人、ベースが2人、ヴァイオリンが1人、パーカッションが2人という編成が基本になっている。さらに、Karl LemieuxとPhilippe Léonardが16mmフィルムのプロジェクションを担当していて、ライブでは音だけでなく映像も重要な要素になっている。
ディスコグラフィーはAllMusic、Bandcamp、Constellation Recordsなどで確認できる。ライブ記録はSetlist.fm、映像や音源のアーカイブはYouTubeやInternet Archiveでも見つかる。配信面ではSpotifyやDeezerにもページがある。
ポストロックやエクスペリメンタルの文脈では、演奏時間の長い組曲的な構成、反復の使い方、映像を含めたライブ表現がよく参照される。派手な宣伝をしない一方で、作品そのものと活動姿勢の両方が注目され続けているバンドだ。
Godspeed You Black Emperor!は、演奏の構成、ライブの映像演出、そしてメディアとの距離感まで含めて特徴がはっきりしているバンドだ。作品を聴くときは、曲の展開だけでなく、どの楽器がどのタイミングで入ってくるか、映像がどう重なるかにも注目すると、全体像がつかみやすい。