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Happy Mondaysは、1982年にイギリス・グレーター・マンチェスター州ソルフォードで結成されたバンドだ。ロックを軸にしながら、アシッド・ハウスやファンクの要素を取り入れたサウンドで知られている。1980年代後半から1990年代半ばにかけて広がった「マッドチェスター」・シーンを代表する存在として扱われることが多い。
バンドは1982年の結成後、Factory Recordsに所属しながら活動を進めた。1992年にいったん解散し、その後1999年に再結成、2000年に再び解散、2004年に再結成している。2012年にはオリジナル・メンバーが再び集まったとされる。こうした再結成と解散を繰り返してきた経緯も、バンドの歴史を語るうえで外せない。
Happy Mondaysの音楽は、インディー・ロックの編成に、アシッド・ハウス由来のビート感やファンクのグルーヴを重ねた形で整理されることが多い。ロック・バンドでありながら、ダンス・ミュージックの流れを強く持っている点が特徴だ。マンチェスターのクラブ・カルチャーとロック・シーンをつなぐ役割を担ったバンドとしても知られている。
初期の荒い感触から、後期にはよりダンスフロア向けの作りへ寄っていった流れも確認できる。特に1990年のサード・アルバム『Pills 'n' Thrills and Bellyaches』は、その変化がはっきり出た作品として扱われる。
このアルバムでは、Paul OakenfoldとSteve Osborneがプロデュースを担当している。収録曲の「Step On」「Kinky Afro」は代表曲として挙げられることが多く、マッドチェスター・サウンドの到達点として紹介されることがある。ロックのバンド・サウンドに、クラブで鳴ることを意識したリズムと構成を組み合わせた内容で、後のブリティッシュ・ロックやインディー・シーンにも影響を与えたとされる。
Happy Mondaysは、ステージ上外での振る舞いでもよく知られている。Shaun Ryderの言動や、Bez(Mark Berry)の独特なダンスは、バンドの伝説的なイメージを強める要素になっている。Bezは演奏というよりも、ライブで踊る役割で広く認識されている。
薬物や酒にまつわる逸話も多く語られてきた。バンドの活動史には、そうした話題が音楽面と並んでついて回る。ただ、音楽そのものも評価の中心にある。破天荒な振る舞いだけでなく、クラブ・カルチャーとロックを接続した点が、今も参照されている理由の一つだ。
Happy Mondaysは、Oasis、Primal Scream、The Stone Rosesなど、後続のブリティッシュ・ロック/インディー・バンドと並べて語られることがある。特に、ジャンルの境界をまたぐプロダクションや、ロックを踊れる形に寄せた感覚は、後のシーンにも残ったと見られている。
マンチェスター発のバンドとして、地域の音楽史の中でも重要な位置にある。インディー・ロックだけでなく、アシッド・ハウスやクラブ・ミュージックの文脈からも見られるバンドなので、当時の英国音楽を横断して追うときに外しにくい存在だ。