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Jill Scottは、1972年4月4日生まれ、アメリカ・フィラデルフィア出身のR&B/ネオソウル系アーティストだ。シンガー、ソングライター、詩人、俳優として活動していて、グラミー賞受賞歴もある。ジャンル表記ではFunk / Soul、スタイルではNeo Soulに位置づけられている。
スコットは、まだフィラデルフィアのスポークンワード・シーンで活動していた時期に、ザ・ルーツのクエストラヴと知り合っている。このつながりから生まれたのが、ザ・ルーツの代表曲「You Got Me」(1999年)だ。スコットはこの曲を共作し、コーラスとブリッジのヴォーカルも担当していたが、当時はフィラデルフィア以外での知名度がまだ高くなく、レーベル側の判断でエリカ・バドゥが歌い直したバージョンが正式なリリースになった。
ただし、スコット自身が歌った原型のヴァージョンも後年、2005年のコンピレーション『Home Grown! The Beginners Guide to Understanding the Roots, Volume One』に収録されている。さらに、その後のザ・ルーツのツアーでは、スコット本人がこの曲のパフォーマンスに参加する場面もあった。
その後のソロ活動では、デビュー作『Who Is Jill Scott? Words and Sounds Vol. 1』が高い評価を受けた。ここでは、詩人としてのバックグラウンドを生かした言葉の運びと、ネオソウルの音作りが結びついている。歌だけで押し切るというより、言葉の置き方や語りのリズムが前に出る場面が多い。
フィラデルフィアのアンダーグラウンド・シーンで経験を積みながら、R&B、ソウル、スポークンワードを行き来してきた流れが、そのままソロ作品の土台になっている。
Jill Scottは音楽活動だけでなく、俳優としても活動している。公式サイトや各種SNS、Bandcamp、YouTube、IMDbなどでも情報を追うことができる。作品発表の場を複数持ちながら、自身の名前で活動を続けているアーティストだ。
「You Got Me」のエピソードを見ると、スコットがブレイク前からすでに現場で評価されるだけの実力を持っていたことが分かる。フィラデルフィアのシーンで磨いた表現が、のちのネオソウル作品にそのままつながっていった形だ。
Jill Scottを追うなら、まず『Who Is Jill Scott? Words and Sounds Vol. 1』、そして「You Got Me」に関わった初期の動きから入ると、彼女の立ち位置が見えやすい。