Vinyl Record Reviews
Jónas Og Einarは、アイスランド出身のデュオだ。メンバーは、ヨウナス・R・ヨウナソンことJónas R. Jónssonと、エイナル・ヴィルベルグ・ヒャルタルソンことEinar Vilberg。ロックの中でもフォーク・ロック寄りのスタイルで知られている。
1970年、ヨウナス・R・ヨウナソンがそれまで所属していたNáttúraを離れたことをきっかけに、エイナル・ヴィルベルグ・ヒャルタルソンとデュオを組んだ。ライブでは、ティミー・ドナルドがドラムスとコンガ、シグルズル・アルナソンがベースで加わっていた。
活動の中心はデュオだが、演奏形態としてはバンド編成も取り入れていた形だ。
音作りはアコースティックを軸にしていて、ヒッピー色の強いサウンドが特徴とされる。加えて、国際市場を意識してアイスランド語ではなく英語で歌う選択をしていた点も、このグループの活動を考えるうえで重要だ。
ヨウナス・R・ヨウナソンはヴォーカル、フルート、アコーディオン、パーカッションを担当し、エイナル・ヴィルベルグはヴォーカルとギターを担当していた。楽器編成を見ると、弦楽器だけで押し切るタイプではなく、管楽器やアコーディオンも含めた構成で、フォーク寄りの色合いがはっきりしている。
彼らはスウェーデンとアイスランドの双方でレコーディングを行い、発表後は高い評価とセールスを記録したとされる。代表的な作品としては『Gypsy Queen』が挙げられる。
また、武道館で開催された国際的なポピュラーソング・フェスティバルにも出演しており、その記録は『World Popular Song Festival in Tokyo '72』というアルバム名にも残っている。日本でのフェス参加歴がある点は、このデュオの活動範囲を示す要素になっている。
活動期間は数年で終わっている。その後、ヨウナスはプロデューサー業へ進み、エイナル・ヴィルベルグはソロ・アーティストとして活動していった。