La Düsseldorf

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La Düsseldorf

La Düsseldorfとは

La Düsseldorfは、1975年にドイツ・デュッセルドルフで結成されたバンドだ。中心人物は、Neu!のメンバーとして知られるKlaus Dingerで、弟のThomas Dinger、そしてNeu!後期のドラマーだったHans Lampeとともに始動した。

ジャンル表記はElectronic、Rockで、スタイルにはExperimental、New Wave、Synth-pop、Krautrockが並ぶ。Neu!で確立したモトリック・ビートの流れを引き継ぎつつ、より歌もの寄りで、ポップな輪郭を持たせた音作りを進めたバンドとして扱われることが多い。

活動の流れ

バンドは70年代後半から80年代初頭にかけて作品を発表し、成功作を重ねた。総売上は100万枚を超えたとされる。特に1978年の2作目『Viva』が大きなヒット作で、収録曲「Rheinita」はバンド最大のヒットシングルとして知られている。

その後、3作目『Individuellos』のあとに、レーベルWarnerとのあいだで数年に及ぶ法的紛争が起きた。さらにメンバー間でも対立が生じ、Hans Lampeは4作目の制作前に脱退した。Klaus Dingerは制作を続けたが、兄弟の関与を外した形で進めたため、4作目は最終的に「Klaus Dinger + Rheinita Bella Düsseldorf」名義で発表された。

この4作目は、後年日本でボーナストラック付きで再発された際に別名義で出ており、リリースの経緯が複雑な作品としても知られている。

音楽的な特徴

La Düsseldorfの音楽は、Neu!で知られる反復的なビートを土台にしながら、シンセサイザーやメロディを前に出した作りが目立つ。Krautrockの実験性を保ちつつ、New WaveやSynth-popに近い整理された感触もある。

一方で、完全に硬質なインストゥルメンタル路線に寄るわけではなく、歌のフックや曲の分かりやすさも重視している。そうした点が、同時代の実験的なバンドの中でも独特の位置を作っている。

評価と影響

David BowieはLa Düsseldorfを「80年代のサウンドトラック」と評したことが知られている。実際、BowieやBrian Eno、Iggy Popらが70年代末に発表した作品群には、デュッセルドルフ周辺の実験的なロックからの影響が語られてきた。

その影響はさらに後の世代にも広がり、Joy Division、Gary Numan、Stereolab、Radioheadなどの名前が挙がることがある。直接の系譜として語られることもあれば、音の作り方や反復の使い方に共通点が見られる、という形で触れられることもある。

聴くときのポイント

  • Neu!由来のモトリック・ビートがどう使われているか
  • シンセやリズムの反復に、どれだけ歌の要素が乗っているか
  • 『Viva』と「Rheinita」がバンドの代表作としてどう機能しているか
  • Krautrockの枠に収まりきらないポップな感触

ディスコグラフィーを追うなら

La Düsseldorfを追うなら、まずは『Viva』から入る人が多いはずだ。バンドの最大のヒットを含み、音楽性の方向性もつかみやすい。

その前後の作品を並べて聴くと、実験性とポップさの配合がどう変化していったかが見えやすい。加えて、Klaus Dingerの前後の活動であるNeu!との比較も面白い。

La Düsseldorfは、ドイツの実験的ロックの流れと、80年代的なシンセ感覚のあいだをつないだバンドとして整理できる。作品数は多くないが、活動の経緯も含めて追うと、デュッセルドルフ発の音楽がどんな形で広がっていったかが見えてくる。

ジャンル・スタイル

Electronic Rock Experimental Krautrock New Wave Synth-pop
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