Ministry

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Ministry

Ministryとは

Ministryは、シカゴ出身のバンドで、Al Jourgensenを中心に1981年から活動を始めた。初期はニューウェーブやシンセポップを軸に、ファンクやディスコの要素を混ぜたサウンドでスタートしている。最初の12インチ盤をリリースしたあと、1983年にデビュー作を発表した。

初期のサウンドと転機

初期のMinistryは、ポップ寄りの感触を持つ電子音主体のバンドとして動いていた。その後、レーベルとの行き違いや制作方針の変化を経て、Jourgensenは再び12インチ・シングルの制作に戻る。ここで出した「Everyday Is Halloween」はクラブで広く支持され、バンドを代表する曲のひとつになった。

1985年以降は別のレーベルへ移り、2作目ではEBMの動きに近い、より攻撃的な質感を強めていく。1988年の3作目では、以前のポップな要素から明確に距離を取り、次の段階へ進んだ。

インダストリアルからヘヴィメタルへ

その後、メンバーが増えるにつれて、Ministryの音はEBM、インダストリアル、ヘヴィメタルの交差点へ寄っていく。1989年の作品ではギターの比重が上がり、1992年のブレイク作ではスラッシュメタル寄りの推進力と、インダストリアル由来のノイズや機械的な処理が並んでいた。

1996年と1999年のアルバムでは、さらにストレートなヘヴィメタル色が前に出る。商業的な勢いは以前ほどではなかったが、音の作りはこの時期もはっきりしている。

メンバー変遷と活動の継続

Ministryはメンバーの入れ替わりがかなり多い。Aimee Mann、Paul Barker、William Rieflin、Tommy Victor、Paul D'Amour、Roy Mayorga、Mike Scaccia、John Bechdel、Monte Pittman、Tony Campos、Sin Quirin、Aaron Rossiなど、時期ごとに多くのミュージシャンが参加している。固定された編成というより、Jourgensenの方針に合わせて形を変えていくバンドとして見たほうがわかりやすい。

2000年代に入ると、ワーナーから離れたあとも活動は続き、2003年には新しいレーベルから作品を出している。2004年以降も編成を組み直しながらアルバム制作を進め、2006年、2007年、2008年には連続して作品を発表した。2010年にはカバーとリミックスをまとめた作品も出している。

再始動後の作品

その後、Jourgensenの体調不良を経てバンドは再始動し、2012年と2013年に新作を発表した。Mike Scacciaの死去後はいったん活動を止めたが、2017年ごろから再び新作の制作に入っている。2018年以降も新しいアルバムがいくつか出ていて、バンドは現在も動いている。

Trent Reznorとの関係

ウェブ上の情報では、1980年代末から90年代初頭にかけて、Nine Inch Nails結成前のTrent ReznorがMinistryのローディーを務めていた時期がある。JourgensenはReznorを1000 Homo DJsの制作に招き、「Supernaut」カバーで別バージョンのリードボーカルを任せたこともあったという。Reznorにとっては、インダストリアル・ミュージックの現場を体験する機会になっていたようだ。

その後のNine Inch Nailsの音には、Ministryからの影響がかなり見える。両者の関係については確執の噂も出たが、Jourgensen本人は関係が良好だと話しており、再共演にも前向きな姿勢を見せている。

政治性の強い時期

2000年代半ばのMinistryは、ジョージ・W・ブッシュ政権への反発を前面に出した3部作を制作している。『Houses of the Molé』(2004年)、『Rio Grande Blood』(2006年)、『The Last Sucker』(2007年)がそれで、特に『Houses of the Molé』は、先行曲「No W」以外の曲名がすべて「W」で始まる構成になっている。

Jourgensenは「共和党政権の時にしか良い曲が書けない」と語ったことがあり、政治への怒りが制作の動機になっている様子がうかがえる。この時期のMinistryは、音の強さだけでなく、メッセージの押し出し方もはっきりしている。

Ministryの音楽を追うなら

  • 初期はニューウェーブ、シンセポップ、ファンク、ディスコの要素が中心
  • 1980年代半ばからEBM寄りの硬い電子音へ移行
  • 1980年代後半以降はインダストリアルとヘヴィメタルを接続
  • 1990年代前半にはスラッシュメタル色も強まる
  • 2000年代は政治性の強い作品が目立つ
  • Trent ReznorやNine Inch Nailsへの影響も語られている

Ministryは、電子音から始まって、インダストリアル、メタル、政治的なメッセージへと重心を移しながら続いてきたバンドだ。作品ごとに音の輪郭は変わるが、Jourgensenを軸にした推進力は一貫している。

ジャンル・スタイル

Electronic Funk / Soul Pop Electro Funk New Wave Synth-pop
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