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Piramisは、ハンガリーのロック・バンドだ。ジャンルとしてはRock、Popが挙げられ、スタイル面ではPop RockやProg Rockの要素も持っている。長く活動したバンドとして知られ、ハンガリー国内での人気に加えて、西ヨーロッパでも一定の成功を収めたとされている。
Piramisは、ベーシストのSom Lajosが中心となって結成された。1972年に解散したMetroの残留メンバーを軸に始まり、1974年にドラマーのKöves MiklósとギタリストのZávodi Jánosが加入して編成が固まった。その後、キーボードのGallai Péterが加わり、1975年にはボーカリストのRévész Sándorが参加して、後に広く知られる形になった。
メンバー構成としては、Köves Miklós、Som Lajos、Gallai Péter、Révész Sándor、Závodi Jánosが主な名前として挙がる。初期から中期にかけては、István Bertóti、Péter Gábor、János Tóth、Béla Tóth、Béla Szigeti、Tibor Lévai、Sándor Révészらが在籍していた記録もある。
1976年に発表されたデビュー・シングル「A becsület」「Szállj fel magasra!」がヒットし、バンドの名前が広く知られるようになった。翌1977年にはファースト・アルバム『Piramis』を発表し、こちらも高い人気を集めた。同年のMetronóm '77フェスティバルでは、「Égni kell annak, aki gyújtani akar」で観客賞を受賞している。
1970年代後半には、ハンガリーで最も人気のあったロック・バンドの一つとして扱われることが多い。人気の高まりを受けて、1979年にはイフーシャーギ公園でのライブを収めたコンサート・アルバム『A nagy buli』も出している。
Piramisはハードロック寄りのバンドとして語られることが多い一方で、ポップ・ロックの要素も持っている。プロフィールにもある通り、時期や曲によってはプログレッシブ・ロック的な方向にも踏み込んでいて、単純に一つの型だけで説明しにくいグループだ。
ウェブ上の情報を見ると、楽曲のヒット性とロック・バンドとしての推進力の両方を持っていたことがうかがえる。デビュー・シングルやファースト・アルバムの反応、フェスティバルでの受賞、ライブ盤の発表などを追うと、スタジオ作品とステージの両面で存在感を持っていたことが見えてくる。
1981年には『Erotika』、1982年には『Plusz』を発表している。ただ、その頃には人気の勢いがやや落ち着いてきた。1982年には、ソ連からの帰国ツアー中にSom LajosとKöves Miklósが金の密輸容疑で逮捕・服役したことがきっかけになり、バンドは解散した。
その後、1992年のクリスマスにブダペスト・スポーツホールで5公演を行う形で一度再結成している。2006年にも再集結し、2009年には「Piramis Plusz」として、ボーカルにNemcsók Jánosを迎えて再始動した。
近年では、Som Lajosが2017年に、Gallai Péterが2019年に亡くなっている。2022年にはFonogram音楽賞の功労賞を受賞していて、ハンガリーのロック史の中で一定の位置を保っていることが分かる。