Rainman

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Rainman

Rainmanについて

Rainmanは、オランダのガレージ/ビート・バンドQ65のメンバーとして知られるフランク・ナイエンスが、1971年にQ65を離れたあとに始めたプロジェクト名義だ。ナイエンスはドラマーのジェイ・バールと組み、同年にRainman名義で唯一のセルフタイトル・アルバムを残している。

活動の背景

このアルバムは、Cuby + Blizzardsのドラマーであるディック・ビークマンとフランク・ナイエンスの共同プロデュースで、オランダのNegramレーベルからリリースされた。収録曲の大半はナイエンスとバールの共作で、カヴァー曲も1曲入っている。レコーディングの中心にあるのは、Q65時代の延長線上にある演奏というより、ナイエンスが別の方向を試した記録に近い。

音楽的な特徴

Q65が持っていたネーダービート、ガレージ、サイケデリック寄りの感触に対して、Rainmanの音楽はかなり違う。ここではブリティッシュ・フォークロックや、アメリカ西海岸のシンガーソングライター的な作風からの影響が前に出ていて、曲の作りも演奏も落ち着いた方向に寄っている。

サイケデリックな要素は残っているが、作品全体で見ると前面には出ていない。むしろ、フォークを軸にした曲調の中に、部分的にサイケの感触が混ざる構成になっている。

Q65とのつながり

Rainmanを理解するうえでは、Q65との比較が分かりやすい。Q65はオランダのガレージ/ビート・シーンを代表するバンドとして知られ、音の押し出しや粗さが特徴だった。一方でRainmanでは、その路線をそのまま引き継ぐのではなく、ナイエンスがフォーク寄りの表現に向かった様子が見える。

同じ人物が関わっていても、バンド名義が変わることで音楽の重心がかなり変わっているのが面白いところだ。

聴きどころ

  • フランク・ナイエンスとジェイ・バールの共作が中心になっている点
  • Q65とは異なる、フォークロック寄りの曲調
  • サイケデリックな要素が控えめに残っている点
  • オランダのNegramレーベルから出た唯一のアルバムである点

ひとことで見ると

Rainmanは、Q65の中心人物だったフランク・ナイエンスが、1971年に別の音楽性を試したプロジェクトだ。ガレージ色の強い前歴を踏まえながらも、作品はフォークロック寄りにまとまっていて、当時のオランダのロック史の中でも少し位置づけの違う一枚として残っている。

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