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Rodrigo Y Gabrielaは、メキシコ出身のギター・デュオだ。メンバーはリード・ギターのRodrigo Sánchezと、リズム・ギターのGabriela Quintero。アコースティック・ギターを使いながら、ロックやラテン、フラメンコの要素を組み合わせた演奏で知られている。
2人はメキシコシティで、スラッシュ・メタル・バンド「Tierra Ácida」で一緒に活動していた。そこで出会ったあと、メキシコ国内の音楽シーンに限界を感じ、ヨーロッパへ移った。しばらくはアイルランドのダブリンに拠点を置き、パブでのライブやGrafton Street、Temple Barでの路上演奏を重ねながら、自分たちの演奏スタイルを固めていった。
転機になったのは、Damien Riceが彼らの演奏に注目し、アイルランドの音楽フェスティバルOxegenのサポートを依頼したことだ。その後、2005年にはイギリス各地をはじめ、各地のフェスティバルを回るツアーを展開している。
Rodrigo Y Gabrielaの特徴は、アコースティック・ギターだけで高速かつリズミカルな演奏を組み立てるところにある。Rodrigoがリード、Gabrielaがリズムを担当し、2本のギターだけで強い推進力を作る。
一方で、単にアコースティック寄りというだけではなく、本人たちはメタルへの愛着をはっきり示している。特にMetallicaからの影響は公言されていて、Rodrigoは「Master of Puppetsを初めて聴いたとき、僕らにとってすべてが変わった」と語っている。演奏の速さや攻めるような展開には、そうした背景が反映されている。
2006年にアイルランドで発表したセルフタイトル作は、アイルランド・アルバムチャートで初登場1位を記録した。この作品が、彼らにとって最初の大きなブレイクスルーになった。
このアルバムには、Led Zeppelinの「Stairway to Heaven」とMetallicaの「Orion」が収録されている。どちらも彼らが影響源として挙げている楽曲で、フラメンコやラテンの感覚を持つアコースティック・ギターでメタルやロックの曲を組み替える、という彼らのやり方がよく見える内容になっている。
以降もライブではMetallicaの楽曲をたびたびカヴァーしている。メタル由来の緊張感と、アコースティック・ギターならではの打楽器的な弾き方が同居しているところが、彼らの持ち味として知られている。
ロック、ラテン、フラメンコ、アコースティックという要素がはっきり見えるデュオで、メキシコでの結成からダブリンでの活動、そして国際的な評価へとつながっていった流れも追いやすい。ライブ中心で腕を磨き、そのまま自分たちのスタイルを広げていったアーティストだ。