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Social Distortionは、1978年にカリフォルニア州フラートンで結成されたロック・バンドだ。中心人物はフロントマンのMike Nessで、初期メンバーはMike Ness(リードギター)、Rikk Agnew(ベース)、Frank Agnew(ギター)、Casey Royer(ドラム)という編成だった。
バンドはオレンジ・カウンティのパンク・シーンの中で活動を始め、1983年にデビュー作『Mommy's Little Monster』を発表した。ここでの軸になっているのは、Mike Nessの渋みのあるバリトン・ヴォイスと、パンクを基盤にした演奏だ。
その後、Mike Nessはヘロイン依存や法的トラブルを抱え、リハビリ施設への入退所を繰り返す時期を過ごした。バンドは長い活動休止を挟み、次の作品を完成させるまでに4年を要している。
復帰後のSocial Distortionは、初期のパンク色に加えて、カントリーの要素を取り入れた「カウパンク」的な方向へ進んだ。1990年のセルフタイトル作では、ジョニー・キャッシュの「Ring of Fire」のカヴァーを収録している。この作品はゴールド・ディスクを獲得し、シングル「Ball and Chain」ではMTVにも戻っている。
この時期の動きで、バンドはパンクの枠だけでは収まりきらない編成と楽曲の作り方を見せている。リズムの進め方やギターの鳴り方にも、ロックンロールやカントリーの手触りが入っている。
90年代末にはMike Nessがソロ・キャリアにも取り組んだが、その後はSocial Distortionとしての活動を再開した。以後も録音とツアーを続けている。
メンバーは時期によって入れ替わりがあり、Danny McGough、Frank Agnew、John Maurer、Matt Freeman、Dennis Danell、Deen Castronovo、Mike Ness、Rikk Agnew、Brent Liles、Derek O'Brien、Casey Royer、Atom Willard、Brent Harding、Christopher Reece、John Carrot、Eddie Livingston、John Wickersham、Gonzalo Quintana III、David Hidalgo Jr.、Bob Stubbs、Charles Montgomeryらの名前が挙がっている。
Social Distortionの土台はパンクだが、作品を追うとロックンロールやカントリーの要素が入ってくる。特に復帰後の音には、オレンジ・カウンティのパンクから出発しながら、別のアメリカーナ的な語法を混ぜていく流れがある。
Mike Nessの歌声は、このバンドの印象を決める大きな要素だ。高音で押し切るタイプではなく、低めの声でフレーズを運ぶ作りになっているので、曲の雰囲気も硬質一辺倒にはならない。