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Synopsisは、1970年代後半にフランス東部のナンシーで結成されたシンフォニック・ロック・バンドだ。メンバーにはChristian Hoff、Christian Bolzé、Michel Resler、Raymond Keller、Maike Ravonison、Patrick Marcel、Michel Bailが名を連ねている。ジャンルはElectronicとRockにまたがり、スタイルとしてはProg Rock、Symphonic Rockに位置づけられている。
公開されている情報では、Synopsisの作品は1979年に発表された唯一のアルバム『Minuit Ville』が中心になる。これは地元ナンシーのスタジオS.R.C.で制作された作品で、バンドの代表作として扱われている。
活動歴の細かな経緯は多く残されていないが、当時のフランスのプログレッシブ・ロック・シーンの中で、シンフォニック寄りのバンドとして位置づけられている。
Synopsisのサウンドは、Christian Bolzéのキーボードを軸に組み立てられている点が特徴だ。ストリングス・シンセを多用し、楽曲の流れをキーボードが引っ張る構成が目立つ。
同時代のフレンチ・シンフォニック・プログレ勢と並べて語られることが多く、アトール、モナ・リザ、グレイシャス、フルップと比較されている。また、ジェネシス、レ・オルメ、バンコ・デル・ムトゥオ・ソッコルソからの影響も指摘されている。
ただし、アンジュやモナ・リザほど劇的な展開を前面に出すタイプではなく、より繊細でアンビエント寄りの質感があるとされている。電子的な音色を使いながら、ロックの構成を保つ作り方がポイントになっている。
1979年の『Minuit Ville』は、Synopsisの唯一のアルバムだ。フレンチ・シンフォニック・プログレの文脈で紹介されることが多く、楽曲の中では「Désert」が特に取り上げられている。
「Désert」は、アルバムの中でもっとも力強い曲構成と印象的なメロディを持つ曲として挙げられている。アルバム全体を見ても、派手な展開よりも、キーボードのレイヤーや旋律の運びで聴かせる作りが印象に残る。
Synopsisは、70年代後半のフランスで生まれたシンフォニック・プログレの流れを知るうえで、ひとつの例として見ておきたいバンドだ。アトールやモナ・リザのような同時代のグループと並べて語られつつ、より繊細なキーボード主体のサウンドを残した点が特徴として挙げられている。
作品数は多くないが、『Minuit Ville』を通して、当時のフレンチ・プログレが持っていた鍵盤中心の作り方や、ヨーロッパ各地のプログレから受けた影響のつながりが見えやすい。