T-Fire

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T-Fire

T-Fireとは

T-Fireは、1977年にナイジェリアのラゴスで結成されたバンドだ。中心にいたのは南アフリカ出身のギタリスト、テンバ・マタベセで、ここにフェラ・クティ率いるAfrica 70の元メンバーが加わっている。

ホーン・セクションを担ったのは、トゥンデ・ウィリアムス、レカン・アニマシャウン、イゴ・チコの3人だ。いずれもAfrica 70に関わった経歴を持ち、特にアニマシャウンとウィリアムスは、Africa 70のホーン・セクションの中核を担っていた人物として知られている。

結成時のメンバー構成

  • Lekan Animashaun
  • Tunde Williams
  • Igo Chico
  • Themba Matebese
  • Babá Ken Okulolo
  • Tobahoun Abalo

ベースにはMono Mono出身のケネス、通称ババ・ケン・オクロロが参加し、ドラムにはマイク・コリンズの名が挙がっている。こうした顔ぶれを見ると、T-Fireが当時のラゴス周辺のアフロビート人脈の延長線上にあったことが分かる。

音楽的な特徴

T-Fireのサウンドは、アフロビートとアフロ・ファンクを軸にしている。ウェブ上の情報では、ジャンルとしてRock、Folk、World、& Country、Funk / Soul、Reggaeが挙げられており、スタイル面ではAfrican、Afrobeat、Psychedelic、Reggaeが並ぶ。

実際の活動文脈から見ると、70年代ナイジェリアのアフロビート・シーンに属しながら、ファンク寄りのリズム感やレゲエの要素も含んだ編成だったようだ。ホーン・セクションを中心に据えたバンド編成は、フェラ・クティ周辺の作品群を思い浮かべやすい。

Africa 70とのつながり

T-Fireを語るうえで外せないのが、Africa 70との関係だ。ウィリアムス、アニマシャウン、イゴ・チコといったメンバーがAfrica 70出身であることから、T-Fireにはフェラ・クティのバンドで培われた演奏スタイルやアンサンブルの感覚が持ち込まれていたと考えられる。

特にホーンの役割は大きく、バリトン・サックスのアニマシャウンとトランペットのウィリアムスが軸になっていた点は重要だ。アフロビートでは、リズム隊の反復だけでなく、ホーンのリフやフレーズの組み立てが曲の推進力になることが多い。T-Fireもその流れを受けていたバンドとして見てよさそうだ。

70年代ナイジェリアのシーンの中で

T-Fireは、1970年代のナイジェリアで広がっていたアフロビートの流れの中に位置している。ラゴスを拠点に、フェラ・クティ周辺の人脈から多くの音楽家が集まり、バンドの形を変えながら活動していた時期だ。その中でT-Fireは、Africa 70の経験を持つ演奏家たちが合流したグループとして、当時のシーンの厚みを示す存在だった。

公開されている情報は多くないが、メンバー構成と音楽性を追うだけでも、T-Fireがアフロビートとアフロ・ファンクの実践的な場だったことが見えてくる。70年代ナイジェリアの音楽をたどるときに、こうしたバンドもあわせて押さえておくと流れがつかみやすい。

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