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Ted Strömは、1944年11月19日にスウェーデンのヨーテボリ近郊、Örgryteに生まれたミュージシャン、作曲家、画家、グラフィック・アーティストだ。2025年11月1日にNora distrikt, Nora, Västmanlandで亡くなっている。ロックの中でも、スウェーデンの「progg」と呼ばれる反商業主義の音楽運動に関わった人物として知られている。
Strömは高校卒業後、スウェーデン国立工芸デザイン大学Konstfackで学んだが、やがて音楽を主な活動の軸にしていく。1968年から1972年にかけてはグループContactのメンバーとして活動したほか、フォーク・ミュージシャン集団Skäggmanslagetとともに「Hon Kom Över Mon」を録音し、Norrbottens Järnにも参加した。
この時期のStrömは、スウェーデンの「progg」を代表する存在の一人として扱われている。商業性よりも表現やメッセージを重視する流れの中で活動していた点が、彼のキャリアの土台になっている。
Ted Strömの名前を広く知らしめた楽曲が、1984年に発表した「Vintersaga」だ。この曲は、のちにMonica Törnell、Jerry Williams、Amanda Bergman、Loa Falkmanなど多くの歌手にカバーされ、スウェーデンでは国民的な楽曲として親しまれている。資料によっては「非公式の国歌」として語られることもある。
「Vintersaga」は、彼自身の1984年のLPにも収録されている。オリジナル曲としての存在感が強く、その後のカバー版の広がりによって、Strömの作家としての評価も定着していった。
Strömは音楽だけでなく、水彩画やグラフィック・アートの制作も続けていた。加えて、脚本家Lars Molinが手がけたテレビ・ドラマの音楽も担当している。音楽活動と並行して、映像作品のための仕事にも関わっていた点は、彼の活動歴の中で押さえておきたいところだ。
2021年には最後のソロ・アルバム『Skiften』を発表している。長い活動の中で、プロッグ期の仕事からソロ作品、映像音楽まで幅広く残した人物として記録されている。