Vinyl Record Reviews
The Butler Twinsは、双子の兄弟であるClarence ButlerとCurtis Butlerによるブルース・デュオだ。アラバマ州キレンで1942年1月21日に生まれ、近隣のフローレンスで育った。父親のギタリスト、Willie "Butch" Butlerと、ハーモニカ奏者のRaymond Edwardsから音楽の手ほどきを受け、8歳ごろからブルースを演奏し始めたとされている。
二人は南部各地を巡業しながら演奏を続け、1960年にデトロイトへ移住した。その後は地元のブルース・シーンで長く活動し、セミプロとして演奏を重ねていった。1990年代後半には3枚のアルバムを録音し、それをきっかけに国際的にも名前が知られるようになった。
プロフィール情報では、デトロイトの電気ブルース・バンドとして、双子の兄弟にゲスト・ミュージシャンを加えた編成で活動していたとされている。
ジャンルはブルースで、スタイルとしてはElectric BluesとHarmonica Bluesが挙げられる。ウェブ上の情報では、二人はMuddy Waters、Little Walter、Sonny Boy Williamsonといったシカゴ・ブルースの重要な演奏家から影響を受けたとされる。特にClarence Butlerのハーモニカは、1950年代シカゴ・ブルースの流れを強く感じさせるものとして紹介されている。
代表曲としては「The Butler's Boogie」が知られている。この曲は、彼らの演奏スタイルを示す一曲として扱われることが多い。
Clarence Butlerは2003年12月22日に亡くなり、Curtis Butlerもその約3か月後の2004年4月9日に亡くなっている。双子として生まれ、ほぼ一貫して行動を共にしながら音楽活動を続けた二人だった。
The Butler Twinsは、南部で育ったブルースの素地と、デトロイトでの長い活動歴の両方を持つデュオだ。幼少期から家族や周囲の演奏家に学び、シカゴ・ブルースの影響を受けながら、自分たちの電気ブルースとハーモニカ主体の演奏を築いていった。録音作品が増えたのは1990年代後半以降で、その後に広く知られるようになった点も特徴として挙げられる。