The McCrarys

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The McCrarys

The McCrarysとは

The McCrarysは、ハワード、リンダ、チャリティ、アルフレッド、サムのマクレアリー家5人によるグループだ。オハイオ州ヤングスタウン出身で、1970年代初頭にロサンゼルスへ移り、1972年に「Sunshine Day」を発表して活動を始めた。

ゴスペルからソウルへ

初期のThe McCrarysはゴスペル・グループとしてスタートしている。最初のアルバム「Sunshine Day」もその流れにある作品で、その後に「Emerge」を録音し、ゴスペルから世俗音楽へと軸足を移した。ハワード・マクレアリーはゴスペル寄りの方向性を重視して一度グループを離れたが、のちに再合流している。

このあたりの経緯を見ると、The McCrarysは単にディスコやファンクのグループとして始まったわけではなく、ゴスペルの歌唱と家族グループならではのまとまりを土台にして、ソウルやR&Bへ広がっていったことがわかる。

代表曲とアルバム

代表作としては、スティーヴィー・ワンダーがハーモニカで参加した「You」がよく知られている。「Lost in Loving You」「Love on a Summer Night」「Any Ol' Sunday」も挙げられる。特に「Any Ol' Sunday」は、のちにチャカ・カーンがカヴァーしたことで知られている。

アルバムでは「Loving Is Living」が重要だ。Portraitレーベルから出たこの作品には、スティーヴィー・ワンダーがライナーノーツで関わり、「You」では実演でも参加している。さらに、David Foster、Chuck Rainey、George Bohannonといったミュージシャンも参加している。

音楽的な特徴

The McCrarysの音楽は、Funk / Soulを軸にしながら、Soul、Disco、Rhythm & Bluesの要素が重なっている。もともとゴスペルを出発点にしているので、コーラスの組み方や声の重なり方にその背景が残っている。

ハワード・マクレアリーはソングライター、ヴォーカル・アレンジャーとして評価が高く、グループ内でも中心的な役割を担った。彼はその後、チャカ・カーン、クインシー・ジョーンズ、マイケル・ジャクソン、アース・ウィンド&ファイアーの作品でコーラス・アレンジや歌唱を手がけている。

活動の広がり

The McCrarysは、The O’Jays、Gladys Knight、The Jacksonsなどとツアーを行っている。グループとしての活動だけでなく、ハワード個人の仕事も含めると、70年代から80年代にかけてソウル、R&B、ゴスペル周辺の現場で関わりを広げていった流れが見える。

ハワードは1986年にゴスペル作品「So Good」でグラミー賞にノミネートされている。The McCrarysの活動と並行して、彼のソングライター、アレンジャーとしての仕事が評価されていたことがうかがえる。

聴きどころ

  • ゴスペル出身らしいコーラスのまとまり
  • 「You」でのスティーヴィー・ワンダーのハーモニカ参加
  • 「Any Ol' Sunday」など、後年カヴァーされる楽曲を持っている点
  • ファンク、ソウル、ディスコ、R&Bをまたぐ編成と楽曲づくり

The McCrarysは、家族グループとしての結束と、ゴスペルからソウルへ移る過程がはっきり見えるグループだ。アルバムや楽曲を追うと、70年代のブラック・ミュージックの流れの中で、どの位置にいたのかがつかみやすい。

ジャンル・スタイル

Funk / Soul Disco Rhythm & Blues Soul
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