Tosca

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Tosca

Toscaとは

Toscaは、オーストリア・ウィーンを拠点に活動する電子音楽デュオで、メンバーはリヒャルト・ドルフマイスターとルパート・フーバー。1994年に結成され、ダウンテンポやトリップホップを軸にした作品を発表してきた。

結成までの経緯

ドルフマイスターとフーバーは学生時代からの知り合いで、当時からDehli9という名義で、テープレコーダーやインド音楽、詩の朗読を使った実験的な音作りを行っていた。卒業後、ドルフマイスターはピーター・クルーダーと組んでプロデュースやDJ活動を展開し、フーバーは実験音楽の分野で活動を続けた。ポンピドゥー・センターやアルス・エレクトロニカへの出演歴もある。

Toscaとしての始動

1994年に2人は再び組み、クルーダー&ドルフマイスターが主宰するG-Stoneから12インチ「Chocolate Elvis」を発表した。これがToscaとしての活動のスタートになる。以後、アルバムを中心に継続して作品を出していく流れができた。

主な作品

1997年の1作目のフルアルバム『Opera』を皮切りに、Toscaはダウンテンポ作品を重ねていく。

  • 『Opera』(1997年)
  • 『Suzuki』(2000年)
  • 『Dehli9』(2003年)
  • 『J.A.C.』(2005年)
  • 『No Hassle』(2009年)

『Dehli9』は、かつて使っていた名義をそのままタイトルに使った作品として知られる。『Suzuki』は、デビュー作『Opera』に見られたデカダンなヒップホップ寄りの質感から、より禁欲的でインストゥルメンタル中心の方向へ進んだ作品として扱われることが多い。

音楽的な特徴

Toscaのサウンドは、ビートを前に出したダウンテンポを基調にしつつ、音数を絞った構成や繊細な音の配置が目立つ。ウェブ上の情報では、陽気で肩の力が抜けた雰囲気と、温かさ、セクシーさ、物憂げなムードが同居する、と整理されている。派手な展開よりも、空気感や細部の質感を積み上げる作りが中心だ。

シーンでの位置づけ

Toscaは、ウィーンの電子音楽シーンを代表する存在として扱われている。2001年には、オーストリアの音楽賞アマデウス賞のポップ/ロック部門を受賞した。クラブ寄りの電子音楽と、実験音楽の背景をつないだ活動歴が、その評価につながっている。

聴くときの入口

初めて聴くなら、『Opera』と『Suzuki』の2作を並べて追うと、Toscaの変化が見やすい。前者でデビュー当時の質感を確認し、後者でより整理されたインストゥルメンタル路線を聴く流れがわかりやすい。そこから『Dehli9』『J.A.C.』『No Hassle』へ進むと、長く続くプロジェクトとしての輪郭が見えてくる。

Toscaの公式サイトやBandcamp、YouTube、Facebook、MusicBrainz、Wikipediaでも関連情報を確認できる。作品の流れを追いながら聴くと、2人がどのようにダウンテンポの表現を積み重ねてきたかがつかみやすい。

ジャンル・スタイル

Electronic Downtempo Trip Hop
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