Triana

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Triana

Trianaについて

Trianaは、1974年にスペインのセビリアで結成されたロック・バンドだ。中心にいたのは、ヴォーカルとオルガンを担当したヘスス・デ・ラ・ロサ、ギターのエドゥアルド・ロドリゲス、ドラムスのフアン・ホセ・パラシオス(テレ)の3人で、ここからトリオ編成の活動が始まった。

結成の背景

Trianaの前身には、複数のミュージシャンが関わる流れがあった。ヘスス・デ・ラ・ロサが加入する前の段階を経て、1973年に彼がベースと歌で加わり、のちのTrianaにつながる編成が形になった。最初期のメンバーにはほかにも数名がいたが、ほどなくして絞り込まれ、トリオを軸にした活動へ移っていく。

音楽的特徴

Trianaの名前が強く残っているのは、フラメンコとロックを結びつけた点にある。デビュー・アルバム『El Patio』(1975年)では、アンダルシア地方のフラメンコ音楽と、プログレッシブ・ロック、サイケデリック・ロックを組み合わせたサウンドを提示した。

この作品によって「ロック・アンダルス」と呼ばれる流れがはっきりしたとされている。演奏面では、オルガン、ギター、ドラムスを軸にした構成の中で、フラメンコ由来の要素をロックの形式に落とし込んでいったのが特徴だ。

『El Patio』とその評価

『El Patio』は発売当初、商業的には大きな成功を収めなかった。フランコ独裁体制の終焉と重なる時期だったが、売上はごく少なかったとされている。

ただし、その後の評価は大きく変わった。現在では、スペイン・ロック史の中でも重要なアルバムとして扱われている。Trianaの音楽を起点に、アンダルシアのロック表現が広く意識されるようになった点は、彼らの活動歴を語るうえで外せない部分だ。

活動の終わりと再結成

Trianaは1983年、ヘスス・デ・ラ・ロサが交通事故で亡くなったことで活動を終えた。バンドとしての継続はいったん途切れる。

その後、90年代末にテレがTriana名義で再び活動を始めた。この再編ではエドゥアルド・ロドリゲスは参加していない。新しい編成で2枚のアルバムを発表し、2002年のテレの死まで活動が続いた。

さらに2007年には、テレの未亡人がバンド名の使用を承認し、新たな再結成が行われた。この時期のTrianaはハード・ロック寄りの方向に動いている。

メンバー

  • Jesus Arispont
  • Rafael Guillermo
  • Andrés Herrera Ruiz
  • Juan J. Palacios
  • Jesús De La Rosa
  • Luis Cobo "Manglis"
  • Julián Planet
  • Juan Reina
  • Eduardo Rodríguez Rodway
  • Rafael "Foky" Quesada

Trianaが残したもの

Trianaは、スペインのロック史の中で、フラメンコとロックを接続したバンドとして位置づけられている。とくに『El Patio』は、その後のアンダルシア・ロックを語るときに欠かせない作品だ。商業的な評価と、後年の再評価が大きく食い違った点も、このバンドの歩みをよく示している。

Trianaの音を追うなら、まずは『El Patio』から入るのが自然だ。そこには、彼らが何をロックに持ち込んだのかが、そのまま残っている。

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