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Twenty One Pilotsは、アメリカ・オハイオ州コロンバス出身のロック・デュオだ。現在の中心メンバーはTyler JosephとJosh Dunで、初期にはNick ThomasとChris Salihも在籍していた。2009年にトリオとして活動を始め、2011年にThomasとSalihが離脱したあと、JosephとDunの2人体制で活動を続けている。
「twenty one pilots」という名前は、Tyler Josephが学生時代に読んだアーサー・ミラーの戯曲『みんな我が子』に着想を得ている。作中では、第二次大戦中に欠陥部品を出荷した結果、21人のパイロットが命を落とすという話が出てくる。Josephはこの名前を、困難な状況でも良心に従って判断するという意味を込めて使っているとされる。現在もその意識はJosh Dunと共有されている。
ジャンルはRock、スタイルはAlternative Rockに分類される。実際の楽曲では、ロックを軸にしながら、ラップ、ポップ、エレクトロニックの要素が混ざる曲も多い。Tyler Josephがボーカル、キーボード、作曲面を担い、Josh Dunがドラムで加わることで、2人編成でも音数の多い構成を作っている。
2013年にはFueled by Ramenから『Vessel』を発表し、メジャーデビューを果たした。その後、2015年の2ndアルバム『Blurryface』で大きく注目を集める。収録曲「Stressed Out」はBillboard Hot 100で初のトップ10入りを記録し、2017年のグラミー賞では最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞を受賞した。
『Blurryface』というタイトルは、Tyler Joseph自身の不安や自己不信を象徴する架空の人格に由来する。アルバム全体では、その内面の揺れを曲ごとに切り出すような構成が見える。ヒット曲だけでなく、作品全体のテーマがはっきりしている点が、この時期のTwenty One Pilotsを語るうえで重要だ。
2018年の『Trench』では、さらに大きな世界観が組み立てられた。舞台になるのは、国教として「ヴィアリズム」を持つ架空都市「デマ」だ。ここでは、9人の司教が支配する街から人々を解放しようとする反乱組織「バンディートス」との対立が描かれる。アルバムは物語形式のコンセプト作品として作られていて、前作から続く設定も多い。
この作品では、「ブラーリーフェイス」の正体が司教の一人ニコラス・ブルバキ(ニコ)であることも明かされる。こうした作品間のつながりが、ファンによる考察文化「トップ・ロア」を生むきっかけになった。
Twenty One Pilotsは、公式サイトのほか、Bandcamp、Facebook、Instagram、TikTok、Twitch、YouTubeなどでも活動を発信している。ライブ映像や作品関連の情報だけでなく、作品世界を追う楽しみ方も広がっている。
Twenty One Pilotsは、ヒット曲の実績だけでなく、アルバムごとに設定や物語を積み重ねていく作り方でも知られている。ロックのバンドとして出発しながら、作品単位で世界観を広げてきた点が特徴だ。Tyler JosephとJosh Dunの2人で続く体制の中で、楽曲、歌詞、ビジュアル、設定が一体になっている。