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Yurie Kokubu(国分友里恵)は、日本の歌手・作詞作曲家。1955年1月18日生まれで、1983年にデビューした。夫は岩本正樹。デビュー以降はポップス、ファンク/ソウル、シティポップ、ブギー、シンセポップ、歌謡曲の流れの中で活動してきた。
高校時代にはロックバンドでヴォーカルを務め、アレサ・フランクリンなど海外のソウル・シンガーの影響を受けて歌手を志したという経歴がある。1983年、林哲司の総合プロデュースによるアルバム『Relief 72 hours』でデビューした。この作品は、シティポップを語るうえで名前の挙がる作編曲家の手がけた作品としても知られている。
1987年の2ndアルバム『STEPS』では、夫である岩本正樹がプロデュースを担当し、シンセサイザーを前面に出したAOR/ブギー・ファンク寄りの作風を打ち出した。後年、このアルバムは中古盤市場で高値がつく作品としても扱われている。
Yurie Kokubuは歌手としてだけでなく、作家としても活動している。1995年には中山美穂に提供した「ただ泣きたくなるの」がドラマ主題歌としてヒットし、ミリオンセラーを記録した。同じ年には自身の楽曲「あこがれ」も日本テレビ系番組のエンディングテーマに起用されている。
このあたりの実績を見ると、歌う人としての活動と並行して、楽曲提供の面でも仕事を重ねていたことがわかる。
1996年からはクリスチャンとして活動し、伝統的な賛美歌の歌詞を分かりやすく書き改めたアルバムも発表している。ポップスやシティポップの領域で知られる一方で、こうした宗教音楽の取り組みも続けてきた。
2010年代以降、シティポップ再評価の流れの中で、『Relief 72 hours』と『STEPS』はいずれも再発された。こうした動きによって、Yurie Kokubuはシティポップや80年代日本のポップスを追うリスナーの間で改めて注目されている。
作品ごとに見ると、デビュー期のシティポップ路線、80年代後半のシンセを使ったブギー/ファンク色、90年代の作家活動、そして96年以降の賛美歌アルバムと、活動の幅がかなり広い。Yurie Kokubuをたどると、日本のポップスの中で時代ごとの音の変化がそのまま見えてくる。