Various - Улетай, Туча (1980)
Various 1980

Various - Улетай, Туча (1980)

Pop Schlager

Various『Улетай, Туча』(1980)

ソ連国営レーベル・メロディアから1980年に出た『Улетай, Туча』は、アラ・プガチョワの同名曲を軸にしたコンピレーション/関連盤として流通している作品。RSL(ロシア国立図書館)の書誌でも、1980年モスクワ・メロディア刊の音源としてこのタイトルが確認できる。レーベル表記はМелодия、カタログはС60-14699-700。

制作背景・エピソード

「Улетай, туча」は作曲家ヴィクトル・レズニコフの名を広く知られるきっかけになった曲で、複数の資料で1979年にアラ・プガチョワが歌って有名になったとされている。プガチョワ側の作品一覧でも1979年録音として扱われ、1980年のアルバム『То ли ещё будет…』に収録された。さらに、この曲はモスクワ五輪の開幕前後にテレビで頻繁に流れたという回想もあり、放送との結びつきが強い一曲として記録されている。

今回確認できた範囲では、録音時の細かなセッション情報やプロデューサーの役割までは追えないが、少なくともこの曲がレズニコフにとって重要なブレイク作であり、プガチョワのレパートリーの中でも早い段階から広く知られたことは押さえておきたいところ。

時代の文脈

1980年はモスクワ五輪の年で、プガチョワはすでに国民的スターの位置にあった。『Улетай, Туча』は、その時期の彼女の代表的な作品群のひとつとして扱われている。『То ли ещё будет…』にも収録されていることから、単独のヒット曲というより、当時のプガチョワの活動を象徴するレパートリーの一部として流通していたことが分かる。

ソ連ポップスの音源がテレビ放送や国家的イベントと強く結びついていた時期の作品でもあり、この曲が五輪前後の空気と重なって記憶されている点は興味深い。メロディア盤として出た本作も、その流通の中で共有された一枚と見てよさそうだ。

後世への影響

今回の確認範囲では、明確なカバー、サンプリング、海外での再評価を裏づける一次・準一次情報は見つからない。一方で、レズニコフ本人については、この曲をきっかけにその後も多くのソ連/ロシア歌手へ楽曲提供を続けたことが確認できる。つまり「Улетай, туча」は、作家キャリアの上でも起点に近い位置を占める作品として残っている。

また、音源の収録歴を見ると、プガチョワのベスト盤や各種再編集盤に繰り返し収録されてきたことが確認できる。数字面では、当時のチャート順位や売上は今回の範囲では確認できないが、少なくとも定番曲として長く扱われてきたことは確かだ。

補足

この盤はUSSRのメロディア盤で、同レーベルの国内盤らしい表記体系を持つ一枚。タイトルの初出年に出た1980年盤として、プガチョワとレズニコフの接点を示す資料的な意味もある。

トラックリスト

  1. A1 Тынис Мяги Олимпиада — 80
  2. A2 Таисия Калинченко Крестики-Нолики
  3. A3 Группа Стаса Намина Летний Вечер
  4. A4 Лев Лещенко , Татьяна Анциферова До Свиданья, Москва
  5. B1 Алла Пугачева Улетай, Туча
  6. B2 Аракс Не Забывай
  7. B3 Группа Стаса Намина После Дождя
  8. B4 Веселые Ребята Легко Сказать

動画プレイリスト

公開: 2026年11月
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