49th Parallel

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49th Parallel

49th Parallelとは

49th Parallelは、カナダ・アルバータ州カルガリーで活動したロック・バンドだ。1960年代半ばには「Shades of Blond(Shades of Blonde)」の名前で始まり、地元ではバー・バンドとして知られていた。のちに「49th Parallel」に改名し、1960年代後半のカナダ西部を代表するサイケデリック・ポップ/ガレージ系バンドのひとつとして動いていく。

活動の流れ

バンドは結成初期から動きが早く、1965年にはレコーディングのためニューヨークへ向かっている。カルガリーに戻った1966年にはシングル「All Your Love」を発表した。その後、1967年初頭までに編成がまとまり、デニス・アボットがヴォーカル、ダン・ロウとボブ・カールソンがギター、デイヴ・ペッチがオルガン、ミック・ウッドハウスがベース、テリー・ベアがドラムを担当する形になった。

RCA傘下のGaiety Recordsとの契約を機にバンド名を49th Parallelへ変更し、「Labourer」「She Says」などのシングルを出していく。1968年にはVentureレーベルへ移り、「Blue Bonnie Blue」b/w「Missouri」、続く「Twilight Woman」を発表した。これらの曲は米国側でもわずかにチャート入りしている。

1969年には唯一のフルアルバム『The 49th Parallel』をリリースした。米国での配給はMGM傘下のMaverickが担当している。

音楽的な特徴

49th Parallelの音は、サンシャイン・ポップ、英国風のサイケデリア、荒めのアシッドロックが同居している。アルバム単位で見ると統一感は強くないが、曲ごとの方向性の振れ幅がそのまま記録されている。

演奏面では、切れ味のあるギター、渦を巻くようなオルガン、デニス・アボットのリードヴォーカルが軸になっている。特にギターとオルガンの組み合わせは、ガレージロックの勢いとサイケデリックな展開をつなぐ役割を持っている。こうした要素から、当時のガレージパンク寄りの感触と、サイケデリック・パンクにも通じる硬さが見える。

バンドの位置づけ

49th Parallelは、カナダのローカル・シーンから出てきたバンドとして、活動のたびに名前、拠点、レーベル、編成を変えながら前に進んだグループだ。1960年代後半のカナダ産ロックをたどるとき、カルガリー発のバンドとして名前が挙がる理由はそこにある。シングル中心の活動からアルバム1枚へ進み、その中でガレージ寄りの音とサイケデリックな感触を同時に残している。

主なメンバー

  • Dan Lowe
  • J. J. Velker
  • Doran Beattie
  • Dave Petch
  • Dennis Abbott
  • Robert Carlson
  • Terry Bare
  • Mick Woodhouse

聴きどころ

まずは「Blue Bonnie Blue」や「Twilight Woman」のようなシングルで、バンドのギターとオルガンの組み合わせを確認しやすい。アルバム『The 49th Parallel』では、曲ごとにサイケデリア寄り、ガレージ寄り、ポップ寄りの表情が切り替わるので、1960年代後半のカナダ産ロックの一断面として追いやすい。

49th Parallelは、短い活動期間の中で複数のレーベルを渡り歩き、シングルとアルバムを残したバンドだ。カルガリー発のロック・グループとして、当時の北米サイケデリック・ロックの周辺を知る手がかりになる存在である。

ジャンル・スタイル

Rock Garage Rock Psychedelic Rock
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