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Acqua Fragileは、イタリア・パルマ出身のプログレッシブ・ロック/シンフォニック・ロック・バンドだ。1971年に、Gli Immortaliの元メンバーだったベルナルド・ランゼッティ(ヴォーカル、ギター)、ジーノ・カンパニーニ(ギター)、ピエロ・カナヴェーラ(ドラムス)を中心に結成された。その後、フランツ・ドンディ(ベース)とマウリツィオ・モーリ(キーボード)が加わり、活動を本格化させている。
バンドは、イタリアの人気グループPremiata Forneria Marconi(PFM)に見出され、Numero Unoと契約した。1973年にセルフタイトルのデビュー作『Acqua Fragile』を、1974年に2作目『Mass-Media Stars』を発表している。
2枚目のアルバムのあと、マウリツィオ・モーリが脱退し、後任としてジョー・ヴェスコヴィが参加した。この編成は、後年のライヴ盤『Live In Emilia: Spring 75』で確認できる。1975年にはランゼッティがPFMへ移籍し、PFMでは『Chocolate Kings』『Jet Lag』『Passpartù』でヴォーカルを担当した。その後、Acqua Fragileはロビー・ファチーニを一時的に迎えたものの、年内に解散している。
2005年以降は、フランツ・ドンディが「Acqua Fragile Project」名義でライヴ活動を行った。2017年には正式再結成が行われ、新作『A New Chant』を発表している。
Acqua Fragileのデビュー作は、イタリアのプログレ・バンドとしては珍しく全編英語詞で歌われている。サウンド面では、Genesis、Gentle Giant、Crosby, Stills, Nash & Youngのコーラス・ワークからの影響が指摘される。
イタリアン・プログに多いクラシック音楽寄りの構成とは少し距離があり、ギター、ヴォーカル、ハーモニーを軸にしたロック色の強い作りになっている。英語詞の採用も含めて、同時代のイタリア勢の中では少し異なる立ち位置にあるバンドだ。
まず押さえたいのは、1973年の『Acqua Fragile』だ。英語詞で進む楽曲群の中で、ギターの運びやコーラスの重なりがよく分かる。続く『Mass-Media Stars』では、バンドとしての流れやアンサンブルの変化も追いやすい。
さらに、後年の『A New Chant』までたどると、再結成後の活動まで見えてくる。オリジナル期だけでなく、その後の再始動まで含めて追うと、Acqua Fragileの輪郭がつかみやすい。