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Agusaは、2013年にスウェーデン南部のマルメで結成されたバンドだ。ジャンルはロックで、サイケデリック・ロックとプログレッシブ・ロックを軸に、フォークやクロスカルチャー要素も取り入れている。スウェーデンのサイケデリック/プログ・シーンを代表する存在として紹介されることが多い。
バンドの出発点は、2013年初頭にギタリストのMikael Ödesjö、ベーシストのTobias Pettersson、キーボードのJonas Bergeが、ドラマーDag Strömqvistの自宅でジャム・セッションを行ったことにある。場所はマルメの北東およそ100kmにある、Agusaという小さな村だった。セッションがうまくいき、そのままバンド結成につながった。
その後、2014年にDag Strömqvistが脱退し、Tim Wallanderが加入した。フルート奏者のJenny Puertasは2作目『Två』でゲスト参加したあと正式加入し、バンドは5人編成になった。さらに近年はメンバー交代もあり、2021年の『En annan värld』ではSimon Strömがベース、Nicolas Difonisがオルガンを担当している。
デビュー作は2014年の『Högtid』で、Transubstans RecordsとKommun 2からリリースされている。以降もアルバムやライブ作品を重ね、活動を続けてきた。
2018年にはライブ盤『In Concert』と『Ekstasis - Live In Rome』を発表している。『Ekstasis - Live In Rome』では、すでにJonas Bergeの後任としてDanish keyboard playerが参加していた。2017年のインタビューでは、メンバーが1970年代スウェーデンの“proggen”に強い関心を持っていることが語られている。
2021年の『En annan värld』は、前作から4年ぶりのスタジオ作だった。2023年には『Prima Materia』を発表し、2024年には『Noir』をリリースしている。近年もコンスタントに作品を出しているバンドだ。
Agusaの音楽は、サイケデリック・ロックとプログ・ロックを土台にしている。そこへフルート、オルガン、エレクトリックピアノ、ギターが重なり、フォークやワールドミュージックの要素も混ざる。楽器の役割がはっきりしていて、曲ごとに編成の動きが聴き取りやすい。
『Prima Materia』では、サイケデリック・ロック、フォーク、シンフォニック・プログ、ワールドミュージックの要素が連なっているとされる。フルートの演奏、オルガンとエレクトリックピアノの使い分け、ギターの絡み方が特徴として挙げられている。
『Noir』では、クラウトロック的な要素に加えて、エレクトロニック、スポークンワード、実験音楽、スペースロック、室内楽的アレンジ、フォークが取り入れられている。従来のサイケ/プログ路線に、別の方向の音作りが加わっている。
メンバーは、1970年代スウェーデンの“proggen”と呼ばれる流れに関心を持っている。proggenは、今日の一般的なプログレッシブ・ロックとは少し違い、フォーク、トルバドゥール的な表現、RIO寄りの姿勢なども含んだ動きとして語られることがある。Agusaはその文脈を参照しながら活動している。
インタビューでは、関連するスウェーデンのバンドや、1973年のアルバム『Kattvals』にも言及している。ほかにも、Jenny Puertasはフォーク音楽の経験があり、Mikael Ödesjöは南米音楽にも触れてきたとされる。Mikaelは「70年代のあらゆる音楽を聴く」と話している。
Agusaは、結成以来ずっとサイケデリック/プログの枠を軸にしながら、フォークや他地域の音楽、さらに実験的な要素を少しずつ広げてきた。ライブ作品も含めて動きが多いので、まずはBandcampや公式Facebookで最新情報を追うのがわかりやすい。