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Alphataurusは、1970年にイタリア・ミラノで結成されたプログレッシブ・ロック・バンドだ。ジャンルとしてはRockに属し、スタイルはProg Rock、Symphonic Rockに分類される。1970年代前半のイタリアン・プログレ、いわゆるRPI(Rock Progressivo Italiano)の文脈で語られることが多く、Museo RosenbachやIl Balletto Di Bronzoと並べて紹介されることがある。
Alphataurusの音楽は、ヘヴィなパートとメロディックな展開を行き来する構成が軸になっている。そこに、強く芝居がかったヴォーカルと、存在感のあるキーボードが重なる。長めのテーマ展開も目立ち、曲の中で複数の場面を切り替えながら進む作りが特徴だ。
ウェブ上の情報でも、同時代のイタリアン・プログレ勢と同じく、重さと繊細さを組み合わせた作風として紹介されている。演奏面では、キーボードの使い方がよく取り上げられていて、アルバム全体の構成を支える要素として見られている。
1973年に発表されたセルフタイトルのデビュー作は、Alphataurusを代表する作品として扱われている。Magma Recordsからのリリースで、当時のイタリアン・プログレ作品の中でも完成度の高い一枚として評価が積み上がってきた。現在では、イタリアン・プログレ史の名盤として挙げられることも多い。
一方で、当時のRPIバンドに多かった流れに沿って、アルバム1枚を残して活動がいったん止まった。制作途中だった2作目も長く未発表のままだったが、1992年にMellowレーベルのアーカイブ企画として音源が公開されている。
2007年には、オリジナルメンバーのGuido WassermanとPietro Pellegriniが再結成を決め、新旧の楽曲を組み合わせたアルバム制作に動き出した。2010年にはドラマーのGiorgio Santandreaも復帰し、ミラノで開催されたProgventionに出演している。
その公演を収めたライブ盤『Live In Bloom』は2012年3月にリリースされた。タイトルは、Paul Mazursky監督の1973年の映画『Blume in Love』をもじったものだ。
メンバーの周辺では、Giorgio SantandreaがCrystalsで短期間活動し、Pietro PellegriniはRiccardo ZappaやPremiata Forneria Marconiとの共演歴がある。
Alphataurusを追うなら、まずは1973年のデビュー作から入るのが自然だ。ヘヴィな演奏、キーボード主体の展開、そして曲ごとの構成の変化が、このバンドの核になっている。RPIの中でも、派手な知名度より内容で評価されてきたバンドとして見ておくと分かりやすい。
公式サイトは http://www.alphataurus.it、参考情報としてWikipediaの項目もある。イタリアン・プログレの深いところをたどるときに、外せない名前のひとつだ。