Angine De Poitrine

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Angine De Poitrine

Angine De Poitrineってどんなバンド?

Angine De Poitrineは、カナダ・ケベック州サグネーを拠点に活動するデュオだ。編成は、Khn De PoitrineとKlek De Poitrineの2人。ジャンルはRockで、スタイルとしてはPsychedelic Rock、Math Rockが挙げられている。

プロフィールでは、microtonal(微分音)を取り入れたpsychedelic groove rock duoとされている。Khn De Poitrineが自作のダブルネック楽器を弾き、Klek De Poitrineがドラムとパーカッションを担当する構成だ。

結成の経緯

活動開始は2019年。サグネーのChicoutimi地区で結成された。2人は13歳の頃から別々のプロジェクトを含めて20年ほど共演してきた。

このプロジェクトは、当時のメインバンドで同じ地元会場に1週間で2回出演することになり、2回目の集客を気にした2人が、匿名の仮装パフォーマンスとして別名義で演奏したのがきっかけだった。大きな紙製の張り子マスクと、黒と白の水玉 костюмを用意して出演し、その後も続いた。

COVID-19のパンデミック期にはライブ機会が限られ、2人は建設業の仕事に就いていたという。Angine De Poitrineとしての活動は2023年に再び表立って動き始め、定期的に演奏するようになった。

音楽的な特徴

Angine De Poitrineの特徴は、微分音を取り入れた演奏と、楽器構成の工夫にある。Khn De Poitrineが使う自作の二本ネック楽器は、2023年にリュティエのラファエル・ル・ブルトンに特注したものだ。フェンダー・ストラトキャスター風のギターとベースを1本にまとめ、それぞれに微分音用の追加フレットを備えている。

制作には3か月以上の準備期間と、延べ約150時間がかかったとされる。仮面をつけて演奏するため視認性が悪く、その対策としてフレットの脇と表面に蓄光式マーカーが入っている。

編成は2人だが、ギターとベース、ドラムとパーカッションの組み合わせで音の役割を分け、Math Rock的なリズム感とPsychedelic Rockの反復を行き来する形になっている。微分音の導入も含めて、通常のロックバンドとはかなり違う作りだ。

見た目とパフォーマンス

Angine De Poitrineは、黒と白の水玉衣装と大きな張り子マスクを着けて演奏する。バンド名は、フランス語で「狭心症」を意味する医療用語「angine de poitrine」に由来する。

もともとは一度きりの冗談めいた企画として始まったが、その後もこの仮装スタイルを継続している。プロフィール上でも、Andy Kaufman的なジョークに近い発想として説明されている。

再始動後の反響

2023年に活動を再開して以降、Angine De Poitrineは注目を集めている。2026年2月5日には、シアトルのラジオ局KEXPが、フランス・レンヌで行われた音楽見本市「Trans Musicales」でのライブセッション映像を公開した。

この動画は公開1週間で200万回以上再生され、2026年6月時点では1600万回以上に達したとされる。これを受けて、デイヴ・グロールが「completely bonkers」と評し、ショーン・レノンもSNSでバイラルぶりに反応した。

その後はdeadmau5によるリミックスやフェス出演もあり、2025年12月にはGAMIQの「Artist of the Year」を受賞している。2026年6月のモントリオール国際ジャズ・フェスティバルでは、推定7万人規模の観客を集めたと伝えられている。

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