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Astrud Gilbertoは、ブラジル出身の歌手で、ボサノヴァを中心にジャズ、ラテン、ポップの分野で活動したアーティストだ。1940年3月30日にブラジル・バイーア州サルヴァドールで生まれ、2023年6月5日にアメリカ・フィラデルフィアで亡くなった。
彼女が広く知られるようになったのは、1960年代前半の「The Girl from Ipanema」の録音によるものだ。この曲では、Stan Getzや当時の夫だったJoão Gilbertoとともに歌唱を担当し、その参加をきっかけに国際的な注目を集めたとされている。特にこの楽曲は1965年にグラミー賞を受賞している。
Astrud Gilbertoの活動は、ボサノヴァを軸にしながら、ジャズやラテン、ポップの要素とも結びついている。歌唱スタイルは、ボサノヴァ、イージーリスニング、ヴォーカルの文脈で語られることが多い。大きな編成で押し切るタイプというより、声を前に出した表現で知られている。
1960年代半ば以降、Astrud Gilbertoはアメリカをはじめ各国でボサノヴァ歌手として人気を集めた。とくに日本では高い人気があったとされている。活動の中心は1960年代半ばから1970年代初頭にかけてで、その後も30年以上にわたって歌手活動を続け、2002年の最後のアルバムを最後に引退した。
ボサノヴァの普及に貢献した人物として、ファンのあいだでは「Queen of Bossa Nova」と呼ばれることもある。そうした呼び名が使われるほど、彼女の歌声はボサノヴァを広く伝える役割を担ったと見られている。
Astrud Gilbertoは、「The Girl from Ipanema」で国際的に知られるようになり、その後も長くボサノヴァ歌手として活動した。ジャズやラテン、ポップとも接点を持ちながら、歌を中心にキャリアを築いたアーティストとして整理できる。ボサノヴァの歴史をたどるうえで、外せない存在のひとりだと言えそうだ。