Bakerloo

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Bakerloo

Bakerlooとは

Bakerlooは、イングランドのブルース・ロック・トリオだ。もともとは「The Bakerloo Blues Line」と名乗っていた時期があり、1960年代後半に結成された。中心になったのは、ギタリストのDave “Clem” Clempsonとベーシスト兼ボーカルのTerry Pooleで、ドラマーは複数を経たのちにKeith Bakerが加わって編成が固まった。

活動期間はおよそ1年ほどと短く、1968年から1969年にかけて存在感を示したバンドとして知られている。リリースしたアルバムも1枚だけだが、その後のメンバーの動きまで含めて、ブリティッシュ・ロック史の中では押さえておきたい存在だ。

結成からデビューまで

Bakerlooは1968年2月、タムワース出身のClempsonとPooleを中心に始動した。バンド名の変更前はThe Bakerloo Blues Lineとして活動していた。結成当時はブルース・ロックが強い影響力を持っていた時期で、Bakerlooもその流れの中にある。

マネージャーのJim Simpsonの働きもあり、1968年10月18日にはロンドンのマーキー・クラブで行われたLed Zeppelinのデビュー・ライブの前座を務めた。この時期の英国ロックの現場で、かなり重要な場面に立ち会っていたことになる。

唯一のアルバム『Bakerloo』

1969年11月、BakerlooはGus Dudgeonのプロデュースで唯一のアルバム『Bakerloo』をHarvest Recordsから発表した。収録曲では「Last Blues」のようなヘヴィなブルース・ロック・ナンバーや、「Son of Moonshine」のようにドライブ感のある曲が目立つ。

音の軸はブルース・ロックだが、曲によってはクラシックやジャズの要素も入っていて、当時のプログレッシブ・ロックに近い感触もある。派手にジャンルを横断するというより、ブルース・ロックの演奏を土台にして、編曲や展開で少し広げている印象だ。

音楽的な特徴

  • ギターを前に出したブルース・ロックが中心
  • リズムは重めで、曲によってはメタリックな推進力がある
  • ブルースだけでなく、クラシックやジャズの要素も混じる
  • 1960年代末の英国ロックらしい、ハード寄りの感触を持つ

特にClempsonのギターは、のちの活動につながる土台として見る人も多い。Bakerlooの録音は1枚だけだが、演奏面ではかなり情報量がある。

解散後のメンバーの動き

Bakerlooが短命に終わった理由としては、ClempsonがJon Hiseman率いるColosseumへ移ったことが大きい。バンドはその後まもなく解散した。

ただし、メンバーの活動はそこで終わらない。Terry Pooleは1970年代前半にGraham Bondのバンドへ参加し、Keith BakerはUriah Heepのメンバーとして活動した。Clempsonもその後、英国ロックの重要なバンドでキャリアを重ねていく。Bakerlooは単独では短い歴史だが、メンバーの後続キャリアを通して見ると、シーンへの接続点としてかなり重要だ。

Bakerlooが残したもの

Bakerlooはアルバム1枚で終わったバンドだが、1960年代末の英国ブルース・ロックの流れをそのまま記録したような存在だ。Led Zeppelinの初期と同時代に活動し、重いブルース・ロックを軸にしながら、後のハード・ロックやプログレッシブ・ロックにつながる要素も含んでいた。

作品数は多くないが、メンバーのその後の活動を考えると、単なる一発屋として片づけるのは少し違う。英国ロックの周辺史をたどるときに、名前を見落としにくいバンドだ。

参考までに、BakerlooについてはWikipedia、Prog Archives、AllMusicなどで情報を確認できる。

ジャンル・スタイル

Rock Blues Rock
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