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Barock Projectは、2003年にイタリア・モデナで始動したプログレッシブ・ロック・バンドだ。中心人物は、ピアニスト、ヴォーカリスト、作曲家のLuca Zabbini。現在のメンバーにはGiambattista Giorgi、Luca Pancaldi、Eric Ombelli、Marco Mazzuoccolo、Giacomo Calabria、Francesco Caliendo、Massimiliano Scarcia、Alex Mariが名を連ねている。
バンド名の通り、Barock Projectはバロック期を中心としたクラシック音楽の要素を、ロックの構成や演奏感と組み合わせる方向で活動している。結成の背景には、70年代のシンフォニック・プログレ、たとえばPFM、Emerson, Lake & Palmer、Genesis、King Crimsonといったバンド群の流れがある。イタリアのモデナを拠点に、2004年にバンドとして形になったとされている。
ルカ・ザッビーニは音楽一家に生まれ、祖父はピアニスト、父はフルート/サックス奏者、叔父はドラマーだったという。6歳でピアノを始め、父のレコードコレクション、特にEmerson, Lake & Palmerの音源に合わせて即興演奏をしていたことが、キース・エマーソンへの関心につながったようだ。13歳でモデナの音楽院に進み、2009年にピアノ科、2011年に作曲科を首席で卒業している。
Barock Projectの楽曲は、クラシック由来の緻密な構成を土台に、ロックの推進力、ジャズ寄りのハーモニー、ポップスのわかりやすさを織り込む作りになっている。ピアノやキーボードが前面に出る場面が多く、シンフォニック・プログレの文脈で語られることが多い。
一方で、単にクラシックをロック化するだけではなく、現代的な音像や曲の展開も取り入れている。70年代のイタリアン・プログレや英国プログレの影響を受けつつ、現在のバンドとしてのまとめ方を意識している印象がある。
Barock Projectは2006年に1stアルバム『Misteriose Voci』を発表して以降、継続して作品をリリースしてきた。
『Skyline』にはNew TrollsのVittorio De Scalziや、初期Genesisのジャケットを手がけたPaul Whiteheadが参加している。制作ではクラウドファンディングも活用したようだ。2017年には東京・渋谷のTSUTAYA O-EASTで開催されたSymphonic Night Festivalにも出演している。
2000年代半ばから2020年代まで、Barock Projectはアルバムごとに活動を続けてきた。作品数は多すぎるわけではないが、間隔を空けながら着実にリリースを重ねている。2024年には『Time Voyager』を発表しており、シンフォニック・プログレの新しい世代を担うバンドのひとつとして注目されている。