Birdsongs Of The Mesozoic

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Birdsongs Of The Mesozoic

Birdsongs Of The Mesozoicとは

Birdsongs Of The Mesozoicは、1980年に始動したアメリカのバンドだ。出発点は、Mission Of Burmaのロジャー・ミラーとマーティン・スウォープによるサイド・プロジェクトだった。のちにMission Of Burmaが1983年に解散すると、このユニットは本格的な活動の場になっていく。

結成の背景

このバンドの成り立ちは、Mission Of Burmaの活動と切り離せない。ウェブ上の情報では、Mission Of Burmaは大音量のライブで知られ、ロジャー・ミラーはその影響で耳鳴りが悪化していったとされる。1983年のアルバム『Vs.』発表後、聴覚の問題を理由にバンドは解散に至った。さよならツアーでは、ミラーが通常のイヤープラグに加えて射撃用の耳当てまで着用してステージに立っていたという話も残っている。

そうした事情の中で、ミラーとスウォープが旧友のエリック・リンドグレンと始めたBirdsongs Of The Mesozoicは、Mission Of Burmaとは別の方向で音を組み立てる場になった。活動の継続という意味でも、ミラーの聴覚状態にとっても、こちらの編成は理にかなったものだったようだ。

音楽性

ジャンル表記はElectronic、Rockで、スタイルにはProg Rock、Alternative Rock、Future Jazzが挙がっている。実際の音では、電子的な要素、クラシックの書法、ジャズの感覚を組み合わせたアプローチが目立つ。特に1983年のEP『Birdsongs Of The Mesozoic』と1984年のフル・アルバム『Magnetic Flip』では、その方向性がはっきりしている。

トリプル・キーボードを軸にしたアンサンブルは、ロック・バンドというより、複数の鍵盤が細かく噛み合う室内楽的な編成に近い場面もある。そこにリズムの強さが加わるため、かなり密度の高い演奏になる。紹介文では「ハードコアのような激烈なアンサンブル」と評されたこともあり、静かな音楽としてだけでは片づけにくい。

活動の変遷

初期メンバーにはロジャー・ミラー、マーティン・スウォープ、エリック・リンドグレンが関わっていた。1987年にはロジャー・ミラーが脱退し、代わってケン・フィールドが加入する。さらにマーティン・スウォープはマイケル・ビエリロに交代した。現在のラインナップには、エリック・リンドグレン、ケン・フィールド、リック・スコット、マイケル・ビエリロが含まれている。

このメンバー変遷を見ると、バンドは固定的なロック・バンドというより、複数の音楽家が集まって編成を更新しながら続いてきたプロジェクトとして捉えやすい。

影響と位置づけ

Birdsongs Of The Mesozoicは、キング・クリムゾンが切り開いたプログレッシブ・ロックの語法を、別の形で更新した存在として語られることがある。ギター中心のプログレというより、鍵盤と電子音、そしてクラシックやジャズの要素を重ねていく点が特徴だ。

Mission Of Burmaの周辺から生まれたこともあって、ポストパンク以降の耳で聴いても整理しやすいバンドだし、同時にプログレやフュージョンの流れとも接点がある。ジャンルの境目をまたぎながら、音の組み方そのものを前に進めようとしたグループとして見ると、輪郭がつかみやすい。

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