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Black Mountainは、カナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバーを拠点に活動するロック・バンドだ。2003年に結成され、前身バンドであるJerk With A Bombのメンバーを中心に始まった。
中心人物のスティーヴン・マクビーンが構想していた「Black Mountain Army」というアーティスト集団の流れから生まれたプロジェクトで、最初はその周辺にいたジョシュア・ウェルズが加わったところから動き出した。そこから人脈が広がり、2004年には後のメンバーにつながる3人が見出されている。
Black Mountain名義での活動は、2005年のセルフタイトル作『Black Mountain』から本格化する。このアルバムはAmazon.comの「2005年編集部選出トップ100」に入るなど、早い段階で評価を集めた。
その後も活動を続け、2008年の『In the Future』、2010年の『Wilderness Heart』を発表している。これら2作は、カナダの音楽賞として知られるポラリス賞のロングリストにノミネートされており、作品ごとに注目を集めてきたことがうかがえる。
Black Mountainのサウンドは、サイケデリック・ロックを軸にしながら、ブルース・ロック、スペース・ロック、インディー・ロックの要素を取り込んでいる。曲によっては重たいギターリフが前に出て、別の場面では浮遊感のある展開や長めの演奏が入る。
派手な装飾よりも、リフ、展開、音の厚みで押していくタイプのバンドだ。ロックの基本形を保ちながら、60〜70年代のサイケデリックやハードなブルース感覚を現代の録音でまとめている印象がある。
これまでに名前が挙がっているメンバーは以下の通りだ。
複数のメンバーが入れ替わりながら活動してきた形が見える。Black Mountainは固定人数のバンドというより、結成時の「Black Mountain Army」という発想を引きずった集団的な色合いを持っている。
デビュー作の段階で評価を得て、その後のアルバムも賞のロングリストに入っていることから、Black Mountainは2000年代以降のカナダのオルタナティヴ・ロックを語るうえで外しにくい存在だ。サイケデリック・ロックを土台にした重いバンド・サウンドを、アルバム単位でしっかり作ってきた点が特徴として見える。
公式サイト、Bandcamp、YouTube、Instagram、Facebookなどでも活動の情報を追えるので、作品だけでなくバンドの現在の動きも確認しやすい。
Black Mountainを聴くなら、まずはデビュー作から入るのが分かりやすい。そこから『In the Future』『Wilderness Heart』へ進むと、バンドがどのようにサイケデリック・ロックの枠組みを広げてきたかが見えやすい。
ギター中心のロックが好きで、ブルースの感触やスペースロック寄りの展開も気になる人には、かなり相性のいいバンドだ。音の厚さと曲の流れをじっくり味わいたいときに向いている。