Blood, Sweat And Tears

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Blood, Sweat And Tears

Blood, Sweat And Tearsとは

Blood, Sweat And Tearsは、1967年にニューヨークで結成されたジャズ・ロック・バンドだ。ロックを土台に、ジャズ、ブルース、クラシック、フォークの要素を取り込み、ホーン・セクションとロック・バンド編成を組み合わせたサウンドで知られている。

バンド名はアルバム・ジャケット表記では「Blood, Sweat & Tears」とされることが多い。結成時の中心にはアル・クーパーがいて、初期メンバーにはボビー・コロンビー、ジム・フィルダー、リチャード・ハリガン、スティーヴ・カッツ、フレッド・リプシウス、ジェリー・ワイスらがいた。

結成から初期の動き

出発点は、ロックの編成にホーン・アレンジを本格的に持ち込むことだった。1960年代後半の時点では、その組み合わせ自体がかなり目立つ存在だった。アル・クーパーは鍵盤とヴォーカルを担当したが、バンド内ではリーダーシップや歌唱をめぐる摩擦があり、結成から1年ほどで脱退している。

その後、カナダ出身のデヴィッド・クレイトン=トーマスがリード・ヴォーカルに加わり、バンドの軸が固まった。以後のBlood, Sweat And Tearsは、この体制で大きく名前を広めていく。

1969年の成功

1969年に発表したセルフタイトル作『Blood, Sweat & Tears』は、全米チャートで8週連続1位を記録した。この作品はグラミー賞のAlbum of the Yearを受賞し、同年のBest Contemporary Instrumental Performanceも獲得している。ビートルズの『Abbey Road』を押さえての受賞としても知られている。

このアルバムからは「Spinning Wheel」が全米2位のヒットになったほか、「And When I Die」「You've Made Me So Very Happy」も代表曲として定着した。ホーン・セクションを前面に出した編曲と、ソウル寄りの歌唱、ロックの推進力が同居した作品として受け止められている。

音楽的な特徴

Blood, Sweat And Tearsの特徴は、バンド編成の中でブラスを主役級に扱う点にある。トランペット、トロンボーン、サックスが単なる装飾ではなく、リフやテーマ、ソロの中心を担う。そこにギター、ベース、ドラム、キーボードが乗る形だ。

スタイルとしては、Blues Rock、Jazz-Rock、Jazz-Funkが挙げられる。実際の楽曲では、ジャズ由来の和声感やブラス・アレンジ、ファンクのリズム、ブルースのフレーズが行き来する。ロック・バンドにジャズの編成感を持ち込んだグループとして整理されることが多い。

メンバーの顔ぶれを見ても、ジャズやフュージョン、スタジオ・シーンで活動してきた奏者が多い。ランディ・ブレッカー、ロイ・マッカーディ、ジョー・ヘンダーソン、ジャコ・パストリアス、マイク・スターン、ドン・アライアス、スティーヴ・カーン、ラリー・ウィリスなど、ジャズ寄りの名前が並ぶ。

ライブ活動とその後

1969年夏にはウッドストック・フェスティバルに出演している。記録映画や当時のエピソードでも名前が残っていて、当時の人気の大きさが分かる出来事のひとつだ。

その後はメンバー交代を何度も重ねながら活動を続けた。公式プロフィールでも、バンドは長い期間にわたって多くの編成を経験し、複数の音楽スタイルを取り込んできたとされている。実際、一覧に挙がるメンバー数からも、固定メンバーでの活動だけではないことが見えてくる。

聴きどころとして押さえたい点

  • ホーン・セクションを中心に据えたロック編成
  • 「Spinning Wheel」をはじめとする1969年のヒット曲
  • ジャズ、ブルース、ソウル、ファンクの要素が混ざるアレンジ
  • アル・クーパー期とデヴィッド・クレイトン=トーマス期での色の違い
  • ジャズ系ミュージシャンの参加が多い点

今あらためて見るBlood, Sweat And Tears

Blood, Sweat And Tearsは、1960年代後半のロック・シーンで、ホーンを前に出したバンド・サウンドを広く知らしめた存在として扱われることが多い。チャート実績、グラミー受賞、ウッドストック出演といった事実を並べるだけでも、当時の存在感はかなり大きい。

活動の中でメンバーは大きく入れ替わってきたが、ロックとジャズの接点をはっきり形にしたバンドとして、今も参照され続けている。

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