Célia

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Céliaは、ブラジル・サンパウロ出身の歌手、Célia Regina Cruzの名で知られるアーティストだ。1947年9月8日に生まれ、2017年9月30日にサンパウロで亡くなった。ジャンルの軸にはFunk / SoulやLatinがあり、Bossa NovaやMPBの文脈でも語られている。

デビューのきっかけと初期の活動

1970年、フラヴィオ・カヴァルカンチ司会の人気番組「Um Instante, Maestro!」で見出されたことが、Céliaのデビューにつながった。翌1971年にはセルフタイトルのデビュー・アルバムを発表している。この作品はプロデューサーのPocho Pérezのもとで制作され、Arthur Verocai、Rogério Duprat、José Briamonteといった編曲家が参加した。

デビュー作では、「Adeus, Batucada」や「Onde Estão os Tamborins?」のような既存曲を取り上げ、自分の解釈で歌い直している。本人が書いた未発表曲を前面に出すよりも、すでに歌われてきた曲の中から心を動かされたものを選び、歌い方で印象を変える姿勢が目立つ。

Arthur Verocaiとの関係

Céliaは1970年代前半にArthur Verocaiと何度も仕事をしている。1971年から72年にかけて制作された2作のアルバムでも、Verocaiがプロデュースとアレンジを担当した。CéliaはVerocaiのアルバム『Arthur Verocai』(1972年)収録曲「Seriado」にもヴォーカルで参加していて、両者の関係は録音面でもはっきり残っている。

この時期のCéliaは、ブラジル音楽の新しい世代の歌手として注目されていた。Elis Reginaに続く世代として扱われることもあり、1970年代前半のシーンで高い評価を受けた。

音楽的な特徴

Céliaの歌は、ソウルやファンクの要素を持ちながら、ブラジル音楽の曲をどう歌い直すかに重点がある。Bossa NovaやMPBの作品でも、旋律の扱いより先に歌詞のニュアンスや曲の組み立てを見ている印象がある。デビュー作で既存曲を選んだ点も、その傾向とつながっている。

アレンジ面では、Arthur VerocaiやRogério Dupratのような作り手が関わっているため、当時のブラジル音楽らしい管弦楽的な広がりや、細かく組まれた伴奏も重要な要素になっている。

活動の広がり

Céliaはブラジル国内だけでなく、イタリア、フランスをはじめとするヨーロッパや南米各国でも公演を行っている。モナコ公国ではレーニエ3世公の前で歌ったという記録もある。こうした活動から、国内シーンにとどまらない歌手としての動きが見えてくる。

1970年代のブラジル音楽を追うとき、Céliaはアルバム単位で確認しておきたい歌手のひとりだ。デビューの経緯、Verocaiとの協働、既存曲を自分の歌として成立させる姿勢が、そのまま彼女の個性になっている。

ジャンル・スタイル

Funk / Soul Latin Bossa Nova MPB Soul
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