Chad & Jeremy

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Chad & Jeremy

Chad & Jeremyとは

Chad & Jeremyは、チャド・スチュアート(David Stuart Chadwick)とジェレミー・クライドによる英国のフォーク/ポップ・デュオだ。1963年にロンドンで結成され、60年代前半のブリティッシュ・ポップの中で活動した。メンバーはチャド・スチュアートとジェレミー・クライドの2人で、活動の出発点は演劇学校のCentral School of Speech and Dramaでの出会いにある。

結成までの流れ

ウェブ上の情報では、2人は学校で知り合い、チャドがジェレミーにギターを教えたことをきっかけに、1962年頃から民族音楽寄りのデュオとして活動を始めた。ロンドンのコーヒーハウス「ティナズ」で見出され、その後、作曲家でありプロデューサーでもあるジョン・バリーが最初期のヒット制作に関わった。

ヒット曲とアメリカでの成功

1963年に発表された「Yesterday's Gone」は、英国で37位、翌1964年には米国で21位を記録した。最大のヒットになった「A Summer Song」は1964年の楽曲で、米国チャート7位まで上昇している。1964年から1966年にかけては、11曲が米ビルボードHot 100に入り、そのうち7曲がトップ40入りした。

一方で、英国での大きなヒットは「Yesterday's Gone」1曲にとどまり、活動の中心は米国市場にあった。ブリティッシュ・インヴェイジョン期の中ではロック色の強いバンドが目立つなか、Chad & Jeremyはフォークの要素が強いデュオとして少し違う立ち位置にいた。

音楽的な特徴

Chad & Jeremyのサウンドは、フォークを土台にしたポップ寄りの作りが特徴だ。2人のハーモニーを前面に出しつつ、ギター中心の編成で曲をまとめている。派手な演奏よりも、メロディと歌の組み合わせで聴かせるタイプのデュオとして受け止められてきた。

ブリティッシュ・インヴェイジョンの文脈では、ロック中心の流れから少し外れた存在だった。アメリカで広く受け入れられた背景には、そのフォーク色のある曲調が関係していた可能性がある。

テレビや映像作品への出演

2人は音楽活動だけでなく、テレビや映像作品にも出演している。1965年にはテレビ番組「Dick Van Dyke Show」で架空デュオ「The Redcoats」役、「Patty Duke Show」で「Nigel & Patrick」役を演じたほか、西部劇「Laredo」にも出演した。1966年には「Batman」にも登場している。

そのほか、ジェレミー・クライドは1970年にブロードウェイの「Conduct Unbecoming」に出演し、チャド・スチュアートは1967年のディズニー映画『ジャングル・ブック』で声優を務めた。

活動休止、再結成、その後

Chad & Jeremyは1968年末にいったん活動を休止した。その後、1982年から1983年にかけて本格的に再結成し、1986年には全米33都市をツアーしている。2003年のPBS特番をきっかけに、2000年代以降も定期的に活動を続けた。

ただし、長期的な活動の中で形は変わっていき、最終的にはチャド・スチュアートの死去によってデュオとしての歩みは一区切りを迎えた。チャド・スチュアートは2020年12月20日、転倒による入院後に発症した肺炎のため79歳で亡くなっている。

Chad & Jeremyを知るうえでのポイント

  • 1963年にロンドンで結成された英国のフォーク/ポップ・デュオ
  • 2人は演劇学校で出会い、ギターをきっかけに活動を始めた
  • 「Yesterday's Gone」「A Summer Song」が代表曲として知られる
  • 米国では複数のヒットを出し、英国よりも大きな成功を収めた
  • テレビ出演や映画出演もあり、音楽以外の活動も行っていた
  • 1980年代以降も再結成と活動再開を重ねた

聴くときの入口

まずは「Yesterday's Gone」と「A Summer Song」から入るのがわかりやすい。2人のハーモニー、ギター主体の編成、フォーク寄りのメロディ感がまとまって聞こえる。60年代のブリティッシュ・ポップを追うときに、ロック以外の流れを確認する対象としても見やすいデュオだ。

ジャンル・スタイル

Folk, World, & Country Pop
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