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Colin Blunstoneは、1945年6月24日にイギリス・ハートフォードシャー州ハットフィールドで生まれたシンガー、ソングライター、ミュージシャンだ。ジャンルはロック、ポップにまたがり、ソフトロックやシンフォニックロックの文脈でも語られることが多い。
活動の出発点は、学生時代の1962年4月に結成メンバーとして参加したThe Zombiesだ。ブランストンは同バンドのヴォーカルを担当し、1968年の解散まで在籍した。
The Zombiesは1968年に解散したが、その背景にはずさんなマネジメントによる資金難や、「She’s Not There」以外に大きなヒットを得られなかったことがあった。作曲を担わない側のメンバーだったブランストンらは、ツアーを重ねるうちにほとんど無一文になり、解散後はそれぞれ仕事を探すことになった。ブランストンは保険会社の仕事に就いている。
その一方で、バンド解散後しばらくしてから『Odessey and Oracle』収録の「Time of the Season」が全米3位まで上昇した。解散後に最大のヒットが生まれるという流れは、The Zombiesの歴史の中でもよく知られている。
音楽活動を再開したブランストンは、1969年にDeramと契約し、「Neil MacArthur」という変名で3枚のシングルを発表した。この時期には「She’s Not There」のリメイクも含まれていて、UKチャート入りも記録している。
その後、1971年に1stソロアルバム『One Year』をリリースした。この作品は、The Zombiesの共同創設者ロッド・アージェントとクリス・ホワイトが共同プロデュースし、曲作りにも一部参加している。
1972年には、デニー・レイン作の「Say You Don’t Mind」がトップ20ヒットになった。ソロ活動の中でも、この曲はブランストンの名前を広く残した楽曲のひとつとして扱われている。
1978年から1985年にかけては、The Alan Parsons Projectのアルバム4作にゲストヴォーカリストとして参加している。ここでは、ソロ名義とは別の形で、アルバム作品の中に歌声を残している。
The Alan Parsons Projectはスタジオ志向の強いプロジェクトだったので、ブランストンの参加は彼のヴォーカルが楽曲単位で機能することを示す例としても見やすい。
Colin Blunstoneの音楽は、ロックやポップを基盤にしながら、ソフトロック寄りの落ち着いた質感や、シンフォニックロックのアレンジと結びつく場面がある。The Zombies時代から、楽曲の中でヴォーカルが前に出るタイプの音楽と相性がよく、ソロ作品でもその特徴は続いている。
派手に押し出すというより、曲の輪郭に沿って歌を置いていくタイプの歌い手として受け取られてきた印象がある。The Zombies、ソロ活動、The Alan Parsons Projectへの参加を通して、曲ごとの役割をきちんと担う歌声が残っている。
2000年代初頭にはThe Zombiesとして再結成し、ツアー活動も行っている。オリジナル・メンバーの時代から離れた後も、バンドの名前とブランストンの歌声は並んで語られることが多い。