Decameron

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Decameronについて

Decameronは、1968年にイングランドのチェルトナムでジョニー・コッピンとデイヴ・ベルを中心に結成されたフォーク・ロック・バンドだ。1971年にギタリストのアル・フェンが加入し、その後まもなくゲフ・マーチがチェロとキーボードで参加した。さらにディック・カドバリーがベース、ヴァイオリン、キーボードを担当して加わり、6人編成での活動へ進んだ。

活動の流れ

結成初期のDecameronは、フォーク・クラブを回る形で演奏を重ねていた。その後、数年をかけてイギリス国内だけでなくヨーロッパ各地でも活動の場を広げていった。4作目のアルバム『Tomorrows Pantomime』のプロモーションではドラマーのボブ・クリッチリーも加わったが、ツアー費用の負担が大きかったことから、バンドはその数か月後に解散したとされている。解散は1976年のことだ。

音楽的な特徴

ジャンルはロック、スタイルはフォーク・ロックに分類される。編成を見ると、ギターやベースに加えてチェロ、ヴァイオリン、キーボードが入っており、一般的なロック・バンドよりも弦楽器や鍵盤の比重が高い。フォーク・クラブで活動を始めた経歴も含めて、英国フォーク寄りの感触を持つロック・バンドとして整理しやすい。

アルバム制作やライヴ活動の面では、アコースティックな要素とバンド編成の演奏を組み合わせた形で進んでいたようだ。フォーク・ロックの枠組みの中で、弦楽器を含むアレンジを取り入れていた点がDecameronの特徴として挙げられる。

メンバーのその後

Decameronは短命に終わったが、メンバーは解散後もそれぞれ音楽活動を続けた。中心人物のジョニー・コッピンはソロへ移行し、『The Winding Stair』『The Gloucestershire Collection』『Borderland』、ローリー・リーとの共作『Edge of Day』など、通算12作を超えるアルバムを発表している。現在も活動を続けている。

ディック・カドバリーは、1973年にバンドへ加わったあと、解散後にチェルトナムでミルストリーム・レコーディング・スタジオを開業した。その後はスティーヴ・ハケットのツアーバンドに参加し、『Spectral Mornings』『Defector』のレコーディングにも関わった。さらにマイク・ダボ、ジューン・テイバーらとの共演を重ね、写真家や俳優としても活動し、1999年にはソロ作『About Time』を発表している。

英国フォーク/プログレ周辺とのつながり

Decameronのメンバーの経歴を追うと、英国フォークだけでなくプログレッシブ・ロック周辺との接点も見えてくる。特にディック・カドバリーがスティーヴ・ハケットのバンドやソロ作品に関わっている点は、フォーク・ロックの出自を持つミュージシャンが、より広いロック・シーンへ移っていった例として見やすい。バンドそのものは長く続かなかったが、個々の活動はその後の英国音楽シーンに残っている。

参考情報

  • Decameron公式サイト: http://www.decameron-uk.com/index.html
  • Wikipedia: http://en.wikipedia.org/wiki/Decameron_(band)
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