Vinyl Record Reviews
Deniece Williamsは、1950年6月3日生まれ、インディアナ州ゲイリー出身のアメリカ人シンガー、ソングライター、レコード・プロデューサーだ。ジャンルはFunk / Soulに位置づけられ、Soul、Disco、Rhythm & Bluesの文脈で語られることが多い。1970年代から1980年代にかけてヒットを重ね、グラミー賞も受賞している。
1968年にレコーディング・デビューを果たしたあと、1970年代前半にはStevie Wonderのバックコーラス隊Wonderloveの一員として活動している。その後、Maurice WhiteとCharles Stepneyとプロダクション契約を結び、Earth, Wind & Fireの本拠地として知られるColumbia Recordsと契約した。
この流れの中で、StepneyとWhiteが制作した1976年のデビュー・アルバム『This Is Niecy』を発表。収録曲「Free」はBillboardのソウル・シングル・チャートで2位を記録している。
1978年にはJohnny Mathisとのデュエット曲「Too Much, Too Little, Too Late」が全米Billboard Hot 100で初の1位を獲得した。ソロだけでなくデュエットでも結果を出した点は、彼女の活動の幅を示している。
1982年にはカバー曲「It's Gonna Take a Miracle」がR&Bチャートで2週連続1位、Hot 100でも10位を記録した。この曲は、彼女にとって初のグラミー賞ノミネートにつながっている。
さらに1984年には、映画『フットルース』のサウンドトラックに提供した「Let's Hear It for the Boy」がHot 100で1位を獲得した。Tom SnowとDean Pitchfordによる楽曲を、George Dukeがプロデュースしている。この曲は彼女にとって2度目の全米No.1ヒットで、代表曲として広く知られている。
Deniece Williamsの名前は、ソウル、ディスコ、R&Bの流れと結びついている。活動の初期にはStevie Wonderの周辺で経験を積み、その後はMaurice WhiteやCharles Stepneyと組んで作品を発表しているので、70年代ソウルの制作環境と近いところでキャリアを築いてきたことがわかる。
ヒット曲を見ても、バラード、ダンス寄りの楽曲、カバー曲、デュエット曲まで幅がある。特定の型に収まりきらない活動をしてきた点が、彼女のディスコグラフィーから見えてくる。
キャリアを通じて12回グラミー賞にノミネートされ、そのうち4回受賞している。1982年の「It's Gonna Take a Miracle」が初のノミネートにつながり、その後も複数の作品で評価を受けてきた。