Dionne Warwick

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Dionne Warwick

Dionne Warwick(ディオンヌ・ワーウィック)とは

Dionne Warwickは、1940年12月12日にアメリカ・ニュージャージー州イースト・オレンジで生まれたシンガー、女優、テレビ司会者だ。ジャンルはFunk / Soul、スタイルはSoulに分類される。1960年代以降のアメリカン・ポップスとソウルを語るうえで、名前がよく挙がる歌手のひとりだ。

キャリアの転機はバート・バカラックとの出会い

1961年、ディオンヌ・ワーウィックはドリフターズのレコーディング・セッションでバックコーラスを務めていた。その場で作曲家バート・バカラックの目に留まり、ここから本格的なキャリアが動き出す。以後、バカラックと作詞家ハル・デヴィッドの作品を歌う存在として注目され、1960年代を通じてヒットを重ねた。

この時期の代表曲には「Walk On By」「Alfie」などがあり、どちらも彼女の名前を広く知らしめた楽曲として扱われている。楽曲ごとのメロディの運びや、歌の置き方に合わせて前に出す声の使い方が、ワーウィックの持ち味として見られる。

70年代の変化と、再び結ばれた関係

1970年代に入ると、バカラックとハル・デヴィッドのコンビが解消し、ワーウィックはこの別れの影響を受けたとされる。実際、その後しばらくは距離ができた時期があった。

その関係が再び大きく動いたのが、1985年の「That's What Friends Are For」だ。もともとはバカラックとキャロル・ベイヤー・セイガーによる楽曲で、1982年にはロッド・スチュワートが映画『ナイトシフト』のサウンドトラック用に録音していた。1985年、Dionne Warwick & Friends名義で、エルトン・ジョン、グラディス・ナイト、スティーヴィー・ワンダーと共演したヴァージョンが発表され、こちらが決定版として扱われている。

この曲はエイズの研究・予防支援を目的としたチャリティ・シングルでもあり、1986年の全米年間チャートで1位を獲得した。グラミー賞では最優秀デュオ/グループ・ポップ・パフォーマンス賞と最優秀楽曲賞を受賞している。募金総額は300万ドルを超えたとされる。

歌手としての実績

ビルボードのHot 100のチャート履歴をもとにすると、ワーウィックは1955年から1999年の間で40組の大ヒット・メーカーのひとりに入る。さらに、女性ボーカリストとしては最も多くチャートインした部類に入り、1962年から1998年の間に56曲がHot 100入りしている。そのうち12曲がトップ10入りだ。

総計では、ソロまたは共演を含めて80曲がHot 100、R&B、アダルト・コンテンポラリーの各チャートに入っている。ヒット曲としては次の曲がよく挙がる。

  • Walk On By
  • Alfie
  • You're Gonna Need Me
  • That's What Friends Are For
  • I'll Never Love This Way Again

家族関係と名前の表記

ワーウィックは歌手のDee Dee Warwickの姉で、Cissy Houstonの姪、Whitney Houstonのいとこにあたる。家族にも歌手が多い。母親でもあり、歌手の子どもとプロデューサーの子どもがいる。

また、アーティスト名の綴りは、ヒット曲「Don't Make Me Over」のレーベル表記で名前が誤記されたことをきっかけに、"Warrick" から "Warwick" に変わった。1970年代初頭には "Warwicke" を名乗っていた時期もある。

ソウル・シーンでの位置づけ

ディオンヌ・ワーウィックの活動は、ソウルとポップの接点に置かれている。バカラック作品で知られる時期から、チャリティ・シングルの大ヒットまで、楽曲のタイプは変わっても、歌い方の軸は大きく崩れていない。メロディをきっちり運びながら、曲の感情を前に出す歌唱で知られている。

ディスコグラフィーやチャート実績を見ると、単発のヒットだけでなく、長い期間にわたって作品を残してきたことがわかる。ソウル・ボーカルの歴史をたどるときに、外しにくい名前だ。

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