Vinyl Record Reviews
Eddie Hazelは、1950年4月10日にニューヨーク州ブルックリンで生まれたギタリストだ。育ちはニュージャージー州プレインフィールドで、10代のうちからセッション・ミュージシャンとして活動していた。17歳のときにGeorge ClintonとBilly Nelsonに見出され、結成初期のParliament / Funkadelicに参加した。
ロックとファンクを行き来する演奏で知られ、ハードロック寄りのギターとファンクのリズム感をつないだプレイヤーとして語られることが多い。Living Colour、Fishbone、Red Hot Chili Peppersのようなバンドが広く知られるより前に、その方向性を示していた存在として扱われている。
Hazelは70年代初頭のParliament / Funkadelicで重要な役割を担った。特にFunkadelicの1971年作『Maggot Brain』のタイトル曲で広く知られる。この曲では、George Clintonの指示のもとで長いギター・ソロを録音し、その演奏が強く印象に残る形で仕上げられている。曲の後半まで含めて、Hazelのギターが前面に出る構成になっている。
1977年にはWarner Brothersからソロ・アルバム『Game, Dames and Guitar Thangs』を発表した。その後はP-Funkがエレクトロ・ファンク寄りの方向へ進む中で、Hazelの立ち位置は以前ほど大きくなくなっていった。80年代には薬物問題も抱えていたとされる。
1992年12月23日、42歳で亡くなった。没後の1997年には、Parliament-Funkadelicの他のメンバーとともにロックの殿堂入りを果たしている。
Hazelの名前を語るときにまず出てくるのは、ハードロックとファンクをつなぐギターだ。ワウペダルを使ったフレーズ、ペンタトニックを軸にしたソロ、長く引っぱるような展開が目立つ。ファンクのリズムに乗りながら、ロックの歪んだ音色と長いソロを入れるやり方が特徴になっている。
『Maggot Brain』では、その要素がはっきり出ている。10分を超えるギター・ソロが中心で、録音の最終段階では他の楽器がかなり後ろに下げられている。結果として、Hazelの演奏そのものを聴かせる曲として残っている。
Hazelは、後のファンク・ロックやミクスチャー系のギタリストを考えるときに外しにくい人物だ。Parliament / Funkadelicの初期メンバーとしての仕事に加えて、ロックとファンクの接点を早い時期に実演していた点が注目されている。
また、彼の存在は単なるサイドマンにとどまらない。P-Funkの大きな流れの中で、ギターを前に出した演奏を残し、その中でも『Maggot Brain』のソロは特に知られている。ロック、ファンク、サイケデリック・ロックの交差点にいるギタリストとして見られることが多い。
まず聴くなら、やはりFunkadelicの『Maggot Brain』がわかりやすい。次に、ソロ作『Game, Dames and Guitar Thangs』を追うと、Hazelのギターの置き方やフレーズの運びが見えやすい。P-Funk周辺の録音も含めて聴くと、彼がどの場面で前に出ていたかがつかみやすい。