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Eddie Money(エディ・マネー)は、1949年3月21日にニューヨークで生まれ、2019年9月13日に70歳で亡くなったアメリカのロック・シンガー、ソングライター、マルチ・インストゥルメンタリストだ。本名はエドワード・ジョゼフ・マホーニー。1970年代から1980年代にかけて、全米トップ40ヒットとプラチナ・アルバムを重ねた。
ニューヨーク州レヴィットタウンで育ち、10代の終わりには家業の流れをくんでニューヨーク市警(NYPD)に入ったが、1968年にすぐ辞めてカリフォルニア州バークリーへ移った。その後はベイエリアのクラブで演奏しながら活動を続け、興行師ビル・グレアムの後押しを受けてコロンビア・レコードと契約している。
芸名のEddie Moneyは、「いつも金がない」という自分の状況をもじったものとして知られている。
1977年のデビュー・アルバムからは「Baby Hold On」「Two Tickets to Paradise」がヒットした。ここで早くも全米チャートに届く曲を書き、ラジオ向けのロック・ソングを作る力を示している。
1978年から1982年にかけては、4作連続でビルボードのアルバム・チャートでトップ40入りを果たした。1983年の『Where's the Party?』ではトップ40シングルが出ず、本人の薬物依存もあって活動は一度落ち着く。
その後、1986年のアルバム『Can't Hold Back』で再び存在感を示した。「Take Me Home Tonight」は全米Hot 100で4位、メインストリーム・ロック・チャートで1位を記録し、彼の最大のヒットになった。曲の中ではザ・ロネッツの「Be My Baby」が取り入れられていて、ロニー・スペクターが歌う一節も印象に残る。「I Wanna Go Back」も全米14位まで上がり、1987年にはグラミー賞の最優秀男性ロック・ヴォーカル・パフォーマンスにノミネートされている。
ジャンルはロック、ポップに分類され、スタイルとしてはポップ・ロックやニュー・ウェイヴの要素が挙げられている。実際の楽曲では、シンプルなフックを持つメロディと、ラジオで流れやすい曲構成が目立つ。ギター主体のロックに、ポップ寄りのコード進行やコーラスを組み合わせた曲が多い。
「Take Me Home Tonight」では、60年代のガール・グループ・サウンドを引用しながら、80年代のロック・サウンドに接続している。こうした作り方は、彼の楽曲が時代のポップ感覚とロックの定番を両方押さえていたことを示している。
2018年には、AXS TVのリアリティ番組『Real Money』に出演した。2019年にはステージ4の食道がんの合併症により、ロサンゼルスの病院で亡くなっている。