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Englandは、1975年にイングランド南東部ケント州メイドストーンで結成されたプログレッシブ・ロック・バンドだ。プロフィール上では1975年から1980年代初頭まで活動し、2005年ごろに再結成されている。なお、同名の別バンドもあるため、North West EnglandのEnglandとは別扱いになる。
結成当初はドラマーのマーク・イボットソンを中心に動き、のちにベースのマーティン・ヘンダーソン、ギターのジェイミー・モーゼス、キーボードのロバート・ウェブという編成に落ち着いた。バンドは大手レーベルのAristaと契約したが、活動期に発表できたオリジナル・アルバムは1977年の『Garden Shed』のみだった。
その後、70年代末に活動を終えたが、1997年には76〜77年の未発表音源やデモをまとめた『The Last Of The Jubblies』をリリースしている。さらに2005年にはライブ活動のために再結成された。
Englandの音楽は、YesとGenesisの中間を意識したシンフォニック・プログレとして語られることが多い。編成面では、ロバート・ウェブが扱ったハーフサイズに改造されたメロトロンも特徴のひとつとして知られている。
『Garden Shed』では、YesやGenesisに加えて、Camel、Greenslade、Fruuppといった同時代のバンドを思わせる要素が並ぶ。プログレ愛好家のあいだでは、長く「過小評価された隠れた名盤」として扱われてきた。
Englandを追うなら、まずは唯一の活動期アルバム『Garden Shed』から入るのが自然だ。シンフォニック・ロック寄りの展開、メロトロンの使い方、70年代プログレの編成感がまとまっている。
続けて『The Last Of The Jubblies』を聴くと、未発表音源やデモを通して、活動期の流れがもう少し見えやすい。短い活動期間ながら、作品数以上に語られてきたバンドだ。